那須川天心が待望の世界初挑戦 11・24お台場で元世界王者・井上拓真とWBC王座決定戦

「Prime Video Boxing 14」記者会見でポーズをとる那須川(左)と井上拓(撮影・宮地輝)

プロボクシングWBC世界バンタム級1位の那須川天心(27=帝拳)が11月24日、東京・江東区のトヨタアリーナ東京で同級2位の元WBA世界同級王者・井上拓真(29=大橋)と同級王座決定戦に臨むと25日、発表された。

10月に開業する約1万人収容可能な話題の新アリーナで、両者が世界王座を懸けて激突する。WBC、IBF世界同級王座を保持していた中谷潤人(27=M・T)がベルトを返上。王座が空位となり、WBCからも両者に対戦指令が出ていた。同日、都内のホテルで那須川、井上がそろって会見に出席した。

無敗の格闘家でもある那須川はボクシング8戦目での世界初挑戦となる。23年4月、ボクシング転向初戦を迎え、当時の日本ランカー与那覇勇気(真正)に判定勝利。陣営が設定した世界ロード「3年計画」に沿って24年7月には世界ランカーのジョナサン・ロドリゲス(米国)を3回TKO勝利を挙げると、同10月にはWBOアジア・パシフィック同級王座を獲得してボクシングの初タイトルを奪った。25年2月には元WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)にも判定勝利。同6月にはサウスポーの世界ランカー、ビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国)に判定勝ちし「世界前哨戦」をクリア。待望の世界戦の大舞台となる。

一方、井上は昨年10月、堤聖也(29=角海老宝石)に判定負けを喫し、王座陥落して以来、約1年1カ月ぶりの再起戦となる。当初はIBF同級王座で王座決定戦の指令を待つ流れになっていたが、WBCランキングの上昇を受け、WBCもターゲットに含めて王座決定戦の指令を待っていた。4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)が兄となる井上にとってはWBC暫定、WBAに続き、3度目の世界王座奪取を目指す。