プロボクシングWBA、WBO世界スーパーバンタム級1位の中谷潤人(27=M・T)が28日、都内でプレミアムトークショーを行った。約200人のファンが集結する中、元日本テレビアナウンサー上重聡氏と今年6月の西田凌佑(六島)とのWBC、IBF世界バンタム級王座統一戦を振り返り、ボクシングからプライベートまでファンからの幅広い質問にも笑顔で応じ、抽選会も実施した。イベント後、報道陣の取材に応じた中谷は「生でファンの方の声を聞くのはなかなかない。リアルな声をエネルギーにしていきたい。みなさんに届けられるファイトしていきたい」と笑顔を浮かべた。
12月27日、サウジアラビア・リヤドで開催される「RING5~ナイト・オブ・ザ・サムライ」興行でWBC世界同級8位セバスチャン・エルナンデス(24=プエルトリコ)と対戦することが発表済み。同興行では4団体統一同級王者井上尚弥(32=大橋)と初めて“競演”する。26年5月には東京ドームでの対戦を約束している。
中谷は「(次戦は)井上選手に向けてというよりは対相手で対策していく。相手はパンチもあるので、バンタム級と同じようなパフォーマンスをみせていきたい」と意気込んだ。またKO率の高い無敗のエルナンデス対策について「まだあまり動画をみていない。戦績とハイライト動画を何分かみていきたい」と気を引き締めた。
9月14日、名古屋・IGアリーナで4団体統一スーパーバンタム級タイトルマッチとなる井上-ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)戦をリングサイドで視察した。井上のみせた完封劇とも言える判定勝利をチェックし「引き出しの多さを見させていただきましたし、いろいろなタイミングなども分かった。組み立てられるボクシングをつくりあげていきたい」とイメージを膨らませた。
井上戦までの自らの成長曲線について「もう超えるイメージしている。すべてにおいて超える。いろいろなことを想定しながら自分自身の引き出しの質を上げていきたい。どこを超えるというわけでなく、すべてにおいてレベルアップしていかなくてはいけない相手。試合を重ねるごとに成長している部分がある。無駄にせずにしっかりと勉強していきたい」と決意を新たにしていた。
中谷は9月18日にWBC、IBF世界バンタム級王座を返上し、スーパーバンタム級への転向を表明。早くもWBAとWBOで1位にランクされている。