08年北京オリンピック(五輪)柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(38)が俳優として本場ハリウッドで“レッドカーペット”デビューを果たした。29日(日本時間30日)、米ロサンゼスルのサミュエル・ゴールドウィン劇場で行われたドゥエイン・ジョンソン(53)主演の米映画「ザ・スマッシング・マシン」(10月3日全米公開)のLAプレミア上映会に出席し「めちゃくちゃ緊張しました。試合とは、また違った緊張感でした。これからもっと(カーペットを)歩きたくなりました」と興奮気味に振り返った。
「ザ・スマッシング・マシン」は日本で90年代後半から00年前半まで人気を博した総合格闘技イベント「PRIDE」で活躍した総合格闘技界のレジェンド、マーク・ケアーを主人公に薬物依存や勝利への欲求、愛や友情を巡る闘いを描く新作ムービーだ。ジョンソンは主人公のケアー役、恋人役には人気女優のエミリー・プレント、ライバルのイゴール・ボブチャンチン役にはプロボクシング4団体統一ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(38=ウクライナ)が務め、石井はエンセン井上役を担当した。
LAプレミア上映会にはジョンソンの他、ブラント、ベイダー、実在のファイターとなるマーク・ケアー、マーク・コールマン、監督のベニー・サフティ氏らも出席。石井は「遅れたらダメなので」と1時間半前に一番乗りでカーペットを歩き、メディアなどのインタビューを受けた。上映会では出演者の1人として紹介されると、客席で立ち上がって手を振った。
上映会後のアフターパーティーでは、ジョンソンともゆっくりと話す機会があったとし「(撮影以来)1年ぶりぐらいに会ったので『お久しぶりです』と。共通の知り合いの話をしました」と振り返った。ブラントとは共演シーンがなかったものの「自分がキャストの1人だと分かっていてくれて、演技もほめていただきました。映画『プラダを着た悪魔』からみていた方なので」と歓迎した。
昨夏の度重なる手術のため、格闘家としては試合復帰に向けてリハビリ中の石井は「格闘家とともに、俳優としてもどんどん名を上げていくことができればと思いながらも、常に謙虚でいたい」と決意を新たにしていた。