<プロボクシング:TreasureBoxing10大会>◇1日◇東京・後楽園ホール
元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(37=角海老宝石)が約5カ月ぶりの再起戦を飾った。今年5月、WBOアジア・パシフィック同級王者村田昴(28=帝拳)に6回TKO負けを喫して以来の再起戦で、WBC世界同級14位タッタナー・ルワンポン(28=タイ)との同級8回戦に臨み、3-0の判定勝利を挙げた。
「苦しかったですね」との言葉通り、2回には左フックの相打ちで両者ともにダウンを喫した。試合再開後、ルワンポンによる猛攻撃を耐えると「応援に応えなくては、という一心で」と得意の左ボディーを何度もねじ込んで効かせた。連打を狙うルワンポンのパンチを何とか耐え、回避しながら、最終8回にはワンツーで顔をはじいてジャッジの支持を得た。
小国は「さすが世界ランカーなので来るし、打ってきた。パンチはあるにはあるが、スピードはわりかしだったので耐えられた。本当に勝てて良かった。それに尽きる」と納得の表情。世界ランカーを撃破したことで、世界ランキング復帰も濃厚。「37歳できついけれど、若い選手が頑張ろうと思ってもらえるように。もっとスタミナつけたい。最後までしつこくやり続ける」と笑顔。コンビを組む阿部弘幸トレーナーに向け「本当に阿部さんとのボクシングが楽しい。阿部さんとできる限りボクシングしたい」と声をはずませた。
興行をプロモートした元WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪氏によると小国の次戦は来年3月に計画され「面白い相手がいる」と世界ランカーとの対戦になる見通し。小国は「今回はスパーリングがホンマにダメで動けなかったので、マジで勝てて良かった。いずれWBOアジア・パシフィック王座が欲しい」と意欲的だった。【藤中栄二】