【ボクシング】“炎の男”輪島功一の孫・磯谷広太が東日本新人王獲得へ「父と兄を超えたい」

東日本新人王決勝会見で対戦相手と顔を合わせたスーパーライト級の磯谷広太(左)と落合昭斗

プロボクシング元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者・輪島功一氏(82)の孫・磯谷広太(18=輪島功一スポーツ)が東日本新人王獲得で「父兄超え」を狙う。東日本新人王決勝(11月3日、東京・後楽園ホール)の発表会見が4日、東京ドームシティ内で開催され、磯谷は拳を交える落合昭斗(26=一力)と並び立ち、写真撮影にも応じた。

祖父は全日本新人王を獲得しているが、磯谷家としては東日本新人王を獲得できていない。トレーナーの父和広氏が初戦敗退し、現日本ユース・ウエルター級王者で日本同級7位の兄大心(24=輪島功一スポーツ)が決勝で敗れた。スーツを着用して会見に登場した磯谷は「父と兄が取れなかった新人王を取りにいく。父と兄の2人をを超えたいです」と言葉に力を込めた。兄からスパーリング相手を務めながらアドバイスをもらうなど、父と兄の期待も背負っている。

拳を交える落合とはフェースオフ(にらみ合い)も展開した。中間距離から足を使って戦う、似たタイプ同士の対決となる。磯谷は「(相手は)身長が高くてイケメン、男前。イメージはかたまっている。うまい選手なので、どう対応していくか。いつもと違った自分を出していこうかなと思っている。対策は練っている」と自信の表情を浮かべていた。

今年が新人王初挑戦となる磯谷は父、兄と同じようにサッカーのGKとして活動していたが、中学2年の終わり頃、兄のパンチをミットで受けたことがきっかけでボクシングを開始。兄はアマ経験はないものの、磯谷は駿台学園高に進学してアマで活動。高校2年時に関東大会で優勝するなど総体に2度出場し、着実に実績を積み、プロ転向していた。【藤中栄二】