<東京女子プロレス:品川大会「TJPW Autumn Victory in SHINAGAWA」>◇4日◇東京・品川プリンスホテル内クラブeX
東京女子の初代リーダー山下実優(30)が、アイアンマンヘビーメタル級王座5度目の戴冠を果たしたものの、ほんの少しのスキを突かれ、わずか数分のうちに王座陥落する失態を犯した。
山下はこの日の第4試合でハイパーミサヲ&鳥喰かやと組み、遠藤有栖&鈴芽&桐生真弥と対戦。アイアンマンヘビーメタル級王者である真弥の入場時を狙い、まずミサヲが奇襲攻撃をかけて丸め込んだ。だが、これはカウント2で真弥がキックアウト。試合はそのままスタートした。
終盤、山下のリターンクラッシュ(コーナーを使った三角蹴り)を回避した真弥が有栖&鈴芽とともに山下を攻撃。真弥が山下に河底撈魚(サイドバスター)を見舞った。
その後、山下が反撃し、真弥にスリーパーからハイキックをたたき込んだ。アティテュード・アジャストメント(デスバレーボム)は有栖&鈴芽がさせず、そのでじもんの2人をミサヲと鳥喰が排除。最後は真弥と1対1となった山下が串刺しハイキック、ハイキック、顔面への膝を連続で食らわせ、12分11秒、変形コブラクラッチで真弥からタップを奪った。
これでアイアンマン王座が真弥から山下へ移動。しかし勝ち名乗りを受けているそばから、タッグパートナーだったはずのミサヲが山下を丸め込んでベルト奪取を画策。これは山下がさせなかったが、今度は王座陥落したばかりの真弥が「山下さん、私それを(地元の)群馬(19日の高崎大会)に持って帰らないといけないんです! 返してくださいよ!」とまさかの泣き落とし作戦を敢行した。
あきれた山下が「返してくださいって言って、どうぞって言ったら、うれしいんですか? 本当に」と聞くと、真弥は「ダメですか?」とまったくプライドはないもよう。
憤慨した山下は「譲渡とかしないから」ときっぱり拒否した上で「欲しいんでしょ? じゃあ返しませんけど来週、新宿FACEで東京女子の大会あるよね? アイアンマンベルトを懸けて山下実優VS桐生真弥、シングルマッチで正々堂々戦って、勝ったらあなたのものだよ! やるの? それしかないから」とシングルマッチを提案した。
すると真弥も「やりますよ! やります、シングルマッチ! そのアイアンマンベルトをかけて! これが私の意志だ」と了承。その上で「山下さん、いや、山下!…さん。あなたね、来週の試合までにそれ持ってられるんですか? 絶対に落とさないで、来週の試合に来い!」と挑発した。
山下は「なめたこと言ってんじゃねえぞ! アイアンマンは何が来ても譲りません! 真弥、本当にやれるの?」と言い返してから真弥に握手を要求。真弥は「やれるわ!」と手を握り返した。だが真弥はリングから降りようとする山下の背後に素早く近寄り、電光石火の丸め込みで3カウントを奪取。再び手にしたベルトを持ってあっという間に逃げていってしまった。
怒り心頭の山下はバックステージで「真弥! 絶対に許さない。まさか、あそこで来るようなヤツだとは思わなかった。真弥を信じてた気持ちを裏切られた結果になってしまったなって。もう二度と桐生真弥のことは信じません! (新宿FACEでは)怒りを全力でぶつけに行って、頭を吹っ飛ばしたいと思います」と予告した。
一方、真弥は「来週、山下さんとシングルがうんぬん言ってましたけど、あれってなくなりましたよね?」と試合開催無効を主張。続けて「山下さんという危険人物とシングルマッチをやると、だいぶ危険だと思います! 頭を吹っ飛ばす? えぇ! やばい! とにかく生き延びて、ベルトを守って、群馬に帰りますので。本当にやるんですか? ちょっと、どうしよう、えっ、頑張りますぅ…」としどろもどろしながら恐怖に震えていた。