<プロボクシング:DYNAMIC GLOVE on U-NEXT36大会>◇4日◇東京・後楽園ホール
WBOアジア・パシフィック・スーパーウエルター級王座決定戦を兼ねた日本同級タイトルマッチ10回戦が行われ、日本同級王者・豊嶋亮太(29=帝拳)が初防衛とWBOアジア・パシフィック同級王座獲得に成功した。日本、WBOアジア・パシフィック同級3位の安逹陸虎(27=大橋)の挑戦を受け、3-0(100-90、98-92×2)の判定勝利を収めた。
プロ10年目でタイトル初挑戦という安逹の勢いを制しながら2回には右フックをヒットさせた。さらに左右フック、ジャブからワンツーと多彩なパンチで応戦。前に出て接近戦を仕掛けてきた挑戦者との押し合い、アッパーの打ち合いもみせた。豊嶋は「相手は玉砕覚悟できていたので、後半はジャブとカウンターが当たってきた。アウトボクシングして何もさせないトータルファイトもでき、根本はそこが僕の強み。あとは1発を出したかった」と振り返った。
8月2日、東京・後楽園ホールでのリング事故でライト級を主戦場としていた同門の浦川大将さんが他界。医療体制の整備などのため、9月6日予定されていた安逹戦を含めた興行自体が約1カ月、延期となっていた。豊嶋は「この試合が決まった時から浦川が一緒にスパーリングをやってくれた。いつも自分に『豊嶋さん、強いっす』と言ってくれていた。今日はちゃんと勝たないとアイツに『みせてください』と絶対に言われると思っていた。それも届けたかったなと思っていた」と思いを明かした。
ウエルター級で日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック王座を獲得。1階級上でも日本に続き、WBOアジア・パシフィック王座と5本目のベルト奪取となった。これでウエルター級時代に入っていた世界ランキングにも復帰することが有力となった。豊嶋は「言うは易しではないが、やってのけるかどうかはやらなくては分からない。絶対とは言えないが、絶対値を高めるため、日々トレーニングを積んでいきたい」と強調。常に「世界」を意識しながら戦い続ける姿勢を示していた。