クマ被害の遺体、元レフェリー笹崎勝巳さんと身元判明「首と背中に激しい損傷」出血性ショックで

ゼロワン旗揚げ18周年記念大会でレフェリーを務める笹崎勝巳さん(2019年3月3日撮影)

岩手県警は21日、同県北上市の雑木林内で17日に見つかった遺体の身元について、近隣の温泉旅館で露天風呂の清掃中にクマに襲われ行方不明となっていた従業員、笹崎勝巳さん(60)と確認されたと発表した。北上署によると、岩手医科大で司法解剖が行われ、身体的特徴から断定された。死因は出血性ショック。「首と背中に激しい損傷があった」という。

県警によると、笹崎さんは16日午前、温泉旅館「瀬美温泉」の露天風呂を清掃中に姿が見えなくなった。付近には血痕や引きずられた跡があり、所持品やクマのものとみられる体毛が散乱していた。

翌17日午前、露天風呂から約50メートル離れた雑木林内で遺体が見つかり、確認が進められていた。同市在住の笹崎さんは住み込みで働いていたという。発見時、遺体のそばにいた体長1・5メートルのクマ1頭はその場で駆除された。

笹崎さんは「タイガー勝巳」のリングネームなどで各プロレス団体の試合を裁き、ゼロワン運営団体の社長も18年から20年まで務めた元レフェリーだった。レスラーの信頼も厚かったことを、選手たちの悲痛なSNS追悼が物語っている。

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