【全日本】宮原健斗V1、手のひら返しで「潮﨑豪!全開ファイトまだやんなきゃいけねえだろ!」

バックステージでも潮﨑豪への叱咤激励の言葉を発した宮原健斗

<全日本プロレス:後楽園大会「旗揚げ記念シリーズ2025」>22日◇東京・後楽園ホール

メインイベントで3冠ヘビー級王座戦が行われ、王者の宮原健斗(36)が22分56秒、シャットダウンスープレックスホールド(ダルマ&滞空式ジャーマン)で挑戦者の潮﨑豪(43)から3カウントを奪取。全日本プロレスが旗揚げしたその日に初防衛を果たした。

“スーパースター”が自作自演の因縁の戦いをハッピーエンドで終わらせた。試合後、宮原は「潮﨑豪! 戦う前は『出たり入ったり、ベルトを返上したり、ユニットを野放しにしたりする』という、小っちゃい意見が飛び交ってたが、そんな小っちゃい感性を持ったプロレスラーの顔が見てみたいね! そんなこと、どうでもいいわ! そして10年前の世界タッグを返上した出来事なんか、忘れてたわ! そんなことを言うプロレスラーの顔を見てみたいね。恥ずかしいよ、同じレスラーとして」とまさかの180度、手のひら返し。

すべては、ノア→全日本→ノア→全日本と渡り歩き、潮﨑が全日本からノアに復帰する際、世界タッグのベルトを返上しなければならなかった宮原が、潮﨑に舌戦を仕掛けた際に言った批判の言葉だった。にもかかわらず「どうでもいいわ!」と水に流した。そしてリング上で2人はガッチリと抱き合った。

宮原は「この全日本プロレスは、デカくて強くて格好良い、ヘビー級のレスラーが集まるリングだ。それがプロレスだろ! デカいレスラーをプロレスファンは見たいんだよ! それを俺らが体現していくからな。潮﨑豪だって、デカくて強くて格好良い、よく似合うじゃねえか、お前には。なあ潮﨑豪、てめえの全開ファイト、この日本プロレス界のために、まだまだやんなきゃいけねえだろ!」と潮﨑を叱咤(しった)激励。最後に照れ隠しのように「それは俺の意見じゃねえからな。プロレスファンの代弁だ。俺には関係ねえ」と付け加えた。

宮原の言う通り、潮﨑は強烈な逆水平を何発も宮原の胸板にたたき込み、豪腕ラリアット、ゴー・フラッシャー(相手をブレーンバスターの体勢で垂直になるまで持ち上げてからの変形ファイナルカット)など次々に大技を繰り出して、宮原を苦しめた。

今年は両膝の手術を含む体全体のメンテナンスのためにノアに所属していた1~8月の間、長期欠場。しかしまだまだ戦えるというところを示してみせた。潮﨑は試合後「負けてはしまったけど、俺には仲間がいる。全日本プロレスの仲間がいるんだ。俺たちHAVOCで必ず、そのベルト取ってやるよ!」と力を込めた。かつてユニット「Xceed(エクシード)」を組んでいた宮原と潮﨑の熱い戦いは今後も続いていきそうだ。