<プロレスリング・ノア:新木場大会「MONDAY MAGIC XTREME SEASON epFinal」>27日◇東京・新木場1stRING
セミファイナル(第5試合)でGHC女子王座戦が行われ、王者彩羽匠(32)がランニング・スリー(リバースフルネルソンの体勢から相手を担ぎ上げ、助走をつけて相手を前方に投げ捨てる技)で挑戦者世羅りさ(33)から3カウントを奪取。4度目の防衛に成功した。
来年1月に引退を控える世羅は右膝を故障しており、この日も試合中に満足に立ち上がれなくなる場面もあった。だが膝立ちの状態で彩羽と気迫のエルボーを打ち合い、その後、彩羽を持ち上げ、垂直落下式ブレーンバスターでマットに突き刺す奮闘ぶりも見せた。だが最後は彩羽がコーナーに登った世羅に顔面キック、トラースキックを浴びせ、ランニングスリーにつなげた。
試合後、彩羽は「4度目の防衛戦は自分が新人時代に組ませてもらってた世羅りさ選手、“武士女”っていうタッグチームでやってたんですけど、過去には11年前、1度シングルしたっきりで。こうやって(世羅の)引退前に防衛戦ができて、シングルマッチができて、本当にうれしかったです」と笑顔を見せた。
そして「今、膝をケガして満身創痍(そうい)だと思うんですけど、無事に、もうこれ以上、体を痛めつけないようにして、自分の足でリングを降りていってほしいなって、そればかりを願うことしか今できないですけど。素直に、やっぱりリングで話し合うのが1番楽しいなって思いました」と世羅を思いやりながら話した。
一方の世羅も「悔しい。本当に言葉にならないくらい悔しい。あの時の2人とはもう違うんだなって、改めて思って。私はもう辞めるけど、彩羽匠はこれからも女子プロレス界のトップに立ち続けてほしいなって思いました」と彩羽にエールを送っていた。