井上拓真の兄・尚弥「すごく変わった」井上兄弟の総力パワーで天心戦へ最終調整

井上尚(右)と井上拓の兄弟(2025年5月)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級王座決定12回戦>◇24日◇トヨタアリーナ東京

WBC世界バンタム級王座決定戦で、同級1位那須川天心(27=帝拳)と同級2位の元WBA世界同級王者井上拓真(29=大橋)が拳を交える。井上の兄で4団体統一スーパーバンタム級王者の尚弥(32=大橋)はともに練習を続け、18日の公開練習、21日の公式会見、23日の前日計量とすべて立ち会ってきた。従来通りに世界戦を控える弟を間近で見守ってきた。

一緒のジムワークでも時にアドバイスを送り、激励してきたからこそ、感じるものがある。尚弥は「仕上がりは過去一なんですけど、過去一という言い方では多分、はしょり過ぎているというか。ここまで(トレーナーの父)真吾さんも同じ熱量でやってきたという話をしていたが、本当にその通りだったと思う」と密度の濃い最終調整で仕上げたという納得感を口にした。

井上兄弟は10月上旬、神奈川・小田原合宿で野外合宿を敢行した。ジム内集中合宿を続けてきたため、野外合宿は22年11月の長野・軽井沢合宿以来、3年ぶりだった。那須川戦に向け、井上がスイッチを入れやすい環境を整えた。厳しい指導で定評のある真吾氏の猛烈なゲキも乗り越えて下半身を中心とした肉体を強化。ジムワークに戻ると、アマ9冠の堤麗斗(23=志成)、同門でアマ7冠となる日本バンタム級7位坂井優太(20=大橋)というアマ時代に世界ユース金メダリストになった2人と、IBF世界スーパーフライ級9位韓亮昊(28=六島)の豪華サウスポーとスパーリングを積んできた。

尚弥は「練習量も、練習に対する気合、考え方というものがすごく変わった」と弟のボクシングに対する姿勢の変化を感じ取っている。その心身の仕上がりぶりにも尚弥は相当な手応えを持っており「これが試合にしっかりと表れる。しっかりと良い形でトレーニングを積んだことが必ず試合で出ると思っている」と太鼓判を押していた。

【ボクシング】那須川天心-井上拓真 WBC世界バンタム級王座決定戦/ライブ速報します