<プロボクシング:フェニックスバトル146大会>◇27日◇東京・後楽園ホール
日本スーパーフェザー級王者奈良井翼(25=RK蒲田)が3度目の防衛に成功した。同級10位の日本ユース同級王者梶野翔太(20=角海老宝石)の挑戦を受け、4回2分44秒、KO勝ちを収めた。プレッシャーかけながら連打を打ち込む挑戦者の勢いに押されたものの、4回にコーナー際に追い込まれた際、カウンターの左フックをねじ込んでダウンを奪取。10カウントで仕留めた。
展開的には逆転KO勝ちとなった奈良井は「2回にセコンドから左フック合わせられるというジェスチャーをもらっていて。信じて打ちました」と振り返った。20歳の挑戦者の勢いを認め「何としても、何が何でも勝つというところは2年前、挑戦者として僕も経験している。梶野選手は若くてしっかり力もありました」と安堵(あんど)の表情をみせた。
同興行から開幕した優勝賞金1000万円の同級トーナメントにはエントリーしなかった。同じくトーナメント不参加だった東洋太平洋同級王者波田大和(28)やWBOアジア・パシフィック同級王者斎藤麗王(27=ともに帝拳)との統一戦を希望しており、アジア王者に勝って世界ランキングを手にいれたいという。
その前に日本王者が最強挑戦者を迎え撃つ来春のチャンピオンカーニバルに出場。最強挑戦者となる同級1位砂川隆祐(26=沖縄ワールドリング)と対戦する。奈良井は「チャンピオンカーニバルまでにはつくりあげたい。今日はおかんと父ちゃんも(後楽園ホールに)来てくれて。KOで勝ったところをみせられて、とりあえず良かった」と報告していた。