4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(32=大橋)が、元WBC、IBF世界バンタム級王者中谷潤人(27=M・T)との“仮想対決”をファンに推奨した。27日のサウジアラビア興行「ナイト・オブ・ザ・サムライ」でのアラン・ピカソ(25=メキシコ)との防衛戦を控えた13日、横浜市内の所属ジムで練習を公開した。
同興行では来年5月に東京ドームで対戦が計画される中谷も、スーパーバンタム級転向初戦でWBC世界同級9位セバスチャン・エルナンデス(25=メキシコ)とのノンタイトル戦に臨む。東京ドーム決戦の“前哨戦”となる初競演に井上は「ファンは来年5月の試合をイメージして見ると思うので、内容でどっちが強いか、勝つか、そういう楽しみ方もある。そんな見方をしてくれれば盛り上がる」と訴えた。
ともに無敗の相手との対戦で、結果とともに内容が比較されることになるが「仮に自分や中谷選手の調子が悪かったとしても、そこで決まるわけではない。本番は来年。お互い来年5月に向けてモチも違ってくるし。相手のタイプも違う。勝つことだけを意識したい」と、井上自身は中谷への対抗意識はなかった。
サウジアラビア興行では井上、中谷のほかに元WBA、WBC世界フライ級王者の寺地拳四朗(33=BMB)も、3階級制覇をかけてIBF世界スーパーフライ級王者ウィリバリド・ガルシア(35=メキシコ)に挑戦する。井上は「日本人トップ選手が勢ぞろいするので、すごくレベルの高い技術を見せられる。全選手含めて世界にアピールできる」と意気込んだ。