2月28日に来日していたプロボクシングWBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(27=米国/帝拳)が5度目防衛戦に向けて練習公開した。15日、横浜BUNTAIで同級7位の元東洋太平洋同級王者飯村樹輝弥(28=角海老宝石)の挑戦を受ける。3日、東京・新宿の帝拳ジムで練習を公開。シャドーボクシングや岡辺大介トレーナーとのミット打ち、強打を打ち込むサンドバッグ打ちを披露し「まだ時差ぼけもあるが、コンディションを整えるため動いている。気分は良いし、前回の試合後から米国でもほぼジムにいた。よりより自分になっている」と充実の表情を浮かべた。
昨年12月、桑原拓(大橋)との4度目防衛戦に臨み、4回TKO勝利を挙げた。前戦を振り返り「自分がしっかりとリングを支配し、コントロールした試合だった。リングで自分の強さを証明したいと思っていたし、それができた。良いパフォーマンスだった」と自ら及第点を出した。
V5戦の挑戦者の飯村について「とても良いボクサーだと思う。自分がしっかりと彼の動きを止めたい。白熱した試合になる。まずはKOを狙う。第1はKO。KOを見たいでしょう? そこを目指していく」と王者の風格を漂わせた。また5度防衛に成功すればWBOから「チャンピオンリング」の贈呈がある。1つの節目として指輪のゲットを狙っていたオラスクアガは「自分はミスを犯すような余地もない。KOでも判定でも勝つ準備している。ずっと欲しかったWBOのリングを取りたい。自分にとっても大きな試合になる」と強調した。
WBOチャンピオンリング獲得を成し遂げた後には、他団体の世界王者との統一戦も見据えている。「これから偉大な選手になるためにベルトを保持して戦い続ける。王者であることには理由がある。4団体統一もあるかもしれない。階級を上げることも考えている」と掲げる。そのためには飯村戦をクリアすることが大きなポイントになる。オラスクアガは「息をつかせる暇もないほど攻めていきたい」と自信の表情を浮かべていた。
一点の曇りもないオラスクアガの発言に対し、岡辺トレーナーも「本人が言っている通りです」と驚きの表情を浮かべていた。【藤中栄二】