【東京女子】渡辺未詩に挑む荒井優希「前哨戦でも他の人とは違う高まりがある。負けたくない」

王者渡辺未詩に挑戦する荒井優希

東京女子プロレスはいよいよ今月29日に東京・両国国技館で春のビッグマッチ「GRAND PRINCESS '26」を開催する。同大会でプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩(26)に挑戦する荒井優希(27)はどのような心境で大一番に臨むのか。話を聞いた。

    ◇    ◇    ◇

-前哨戦を重ねるごとに気持ちの強さがどんどん出てきた感じがします

「気持ちの強さイコール覚悟だと思ってて。最初は挑戦権を獲得したこととか、それも(挑戦者を決める6WAYマッチで)山下(実優)さんにサソリ固めで勝てたこととか、そこの喜びが勝ってて。でも前哨戦を重ねることで実感が湧いたのと、しっかり覚悟が決まってきたことによって、もう何にもぶれない気持ちが出てきたんだと思います」

-前哨戦では未詩選手にもサソリ固めで直接ギブアップ勝ちしました

「決める、決めるって言ってて、できてなかったんですけど、ようやく未詩さんに初めて決めることができて。サソリこだわってきたんで良かったです」

-昨年3月にSKE48を卒業してプロレス一本に絞ってから、ご自身の成長曲線についてどう思っていますか

「時間とか全てをプロレスにかけられるようになるので、もっとできるだろうと思ってました。でもSKE48をやめてからベルトも取れてないし、分かりやすい成長、結果が出せてなくて…自分的には全然ダメな1年間だったなって。ただ、瑞希さんが(プリプリ王座のベルトを)持っている時に1回挑戦して勝てなくて、そこからまたここまで戻ってこられたんで。次は必ず結果を残したいなと思っています」

-前哨戦では未詩選手をフルネルソンバスターで場外の床にたたきつけるなど、殻を破りつつある印象があります

「現状にずっと満足いかなくて、自分が一番、自分を認められない状態がずっと続いたんで。ただ、何をすればいいかもよく分からず、もがき続けてたところ、ちょうどSKE48卒業から1年のタイミングでタイトルマッチが決まったんで。もう、ここは考えるよりもやるしかないというか、突き抜けるために自分ができることを全部やりたいなと思ってやってきました」

-昨年末には山下選手に65秒で敗れる屈辱も味わいました。当時はどのような気持ちだったんですか

「昨年7月のタイトルマッチで瑞希さんに負けてから、ずっとこれじゃダメだっていうか、自分が全然思ってたようになれてないし、すごい自分が一番、自分を責めてました。そんな中であの負けがあって。ふわっと思ってたことが現実になったっていうか。このままじゃダメだって思ってたものが分かりやすい結果になって出て。これはやるしかないと、山下さんに負けたことで確実にスイッチが入りましたね」

-アイドル時代もそういう逆境をはね返してきたと思いますが、プロレスでもその経験は生きていますか

「自分、そこだけは謎の自信があって(笑い)、願ったらかなうって思ってて。でもそれって多分かなうまでやめないんですよ。だから自分は絶対にプロレスでも目標をかなえたいと思ってます」

-目標をかなえる姿を、ずっと練習を指導してもらってきた“師匠”山下選手にも見せたいですね

「山下さんを泣かせたいですね。山下さんに勝って獲得した挑戦権なんで、見てもらいたいなと思います」

-普段、山下選手は荒井選手にアドバイスはくれるんですか

「試合とか結構見てくれて、褒めてくれたりアドバイスをくれたり。今も全然あります。でも、あのすぐ負けた試合の後なんかは会話はなかったです。私もバッド入ってたんで全然しゃべらなかったですね(笑い)」

-未詩選手に勝って王者になったら、いつかは山下選手を相手に防衛戦をしたいですか

「そう思います。やっぱり自分が見てきた先輩たちに勝てないと、このベルトの価値が下がってる感覚になると思うし。この白いベルトをかけてやってきた先輩たちをずっと見てるんで。自分がその先輩たちから逃げてるようじゃダメだと思う。もちろんやりたいです」

-両国国技館大会は他にも豪華カードが並んでいますが

「発表された(大会の)動画を見たんですけど震えましたね。これの最後に自分が出るのかと思って。でも、震えたけど、荒井と未詩さんにしかできない試合にしたい。前哨戦をしてても他の人とは違う高まりがあるんですよ。負けたくないって、本気で両方とも思っていて。技の攻防はもちろんですけど、東京女子が大好きな選手同士ゆえのぶつかり合い、そこに今も未来も感じてもらえたらいいなと思います」

-じゃあ最後に改めてベルトへの意気込みをお願いします

「東京女子にとって2年ぶりの両国国技館で、タイトルをかけて、まだシングルで戦ったことのない未詩さんが相手で。やっぱりプレッシャーももちろんあるんですけど、ここでしっかり結果を残してベルトを取って、荒井優希として突き抜けたい。そして東京女子プロレスの進化を加速させられるような存在になりたいと思っているので。しっかり結果を残したいです」