<プロボクシング:123・5ポンド(56・02キロ)契約10回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール
プロボクシング元IBS世界スーパーバンタム級王者の小国以載(37=角海老宝石)が、元WBA、IBF世界同級王者のマーロン・タパレス(34=フィリピン)との元世界王者同士のサバイバルマッチに完勝した。中盤以降、ボディーに攻撃の的を絞ってペースを奪い、7回には右ボディーストレートで2度タパレスを棒立ちにさせるなど圧倒。2~6ポイント差の3-0の判定勝利を収めた。
タパレスは23年12月に世界同級4団体統一戦で井上尚弥(大橋)と拳を交え、現在もWBC同級2位、WBO同級3位、IBF同級4位にランクされる強豪だった。現在、世界ランキングに入っていない小国とって一気に世界戦線に戻る大きな勝利。「(KO勝利も)いけるかなと思ったけど、今日は勝利に徹しました」と振り返った。
16年12月にIBF世界スーパーバンタム級王者グスマン(ドミニカ共和国)から世界王座を奪取したが、17年9月の初防衛戦で岩佐亮佑(セレス)に6回TKO負けで王座陥落。昨年5月にはWBOアジアパシフィック王者(当時)の村田昴にも6回TKO負けしたが、この勝利で再び世界への道が開けた。「首の皮一枚でつながった。次は世界戦になるかも」。37歳の奇跡の復活物語が現実味を帯びてきた。