<プロボクシング:フェニックスバトル153大会>◇7日◇東京・後楽園ホール◇観衆1013人◇日刊スポーツホールディングス後援
IBF女子世界アトム級王座決定10回戦が行われ、同級1位の山中菫(24=真正)が王座返り咲きに成功した。日本バレーボール協会職員の同級3位鵜川菜央(30=三迫)との同級王座決定戦に臨み、2-1の判定勝利を収めた。右フック、左ボディーで攻め込み、終盤にワンツーなど連打で追い上げてきた鵜川に競り勝った。山中は「調子は今まで以上に仕上がったが、鵜川さんが予想以上に強かった。(返り咲きは)めちゃくちゃうれしい」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
昨年4月、敵地ドイツで4団体同級王座統一戦で敗れ、IBF王座から陥落して以来、約1年ぶりに世界ベルトを取り戻した。元WBO世界ミニマム級王者の兄竜也氏(30)が見守る中、粘る鵜川を何とか振り切った。山中は「当たって倒れてくれたらラッキーぐらいの気持ちで右フックを打った。感触もありましたが、鵜川さんが打たれ強かったです」と振り返った。
現在は所属ジムの山下正人会長(63)、元WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼トレーナー(35)の2人体制で指導を受けている。1年前に達成できなかった王座統一の夢を胸に山中は「山下会長が組んでくれた試合に勝ち続ける。もっと練習して王座統一できるように頑張りたい」と言葉に力をこめた。【藤中栄二】