<プロボクシング:WBC世界バンタム級挑戦者決定12回戦>◇11日◇東京・両国国技館
WBC世界バンタム級2位の那須川天心(27=帝拳)が、元2階級制覇王者で同級1位のフアンフランシスコ・エストラダ(35=メキシコ)との同級挑戦者決定戦に臨み、9回TKO勝ちを収めた。
那須川の試合後の主な一問一答は以下の通り。
-成長した
「自分の中では倒れるパンチ、これだったら効くんだなっていうパンチが今回の練習で手応えがたくさんあったので、スパーだけじゃなく、試合でもちょっとずつ出してきたっていうのが自分の中でも核になるもの、自信が生まれたなって思う。でもこれで満足することを一切ないので、本当にこれからどんどん強くなるだけ。新しい那須川天心をまた見せられるかなと思う」
-今までの那須川天心なら倒して終わりたかった
「高望みをしないというか、KOは次の試合にお預けかなと思った」
-葛西トレーナーとの練習
「本当に荒治療ですよ。自分の精神と自分のメンタルとか、やってきたことを全て崖から落とされた。スパーやってもずっと怒られるし、ずっと納得いかない。ライオンって子どもを成長させる時に崖から落としてはい上がってこい、みたいな、今回それを試合の1週間ぐらい前までずっとされている感じがした。だからメンタルも心も体もずっとボロボロの状態。でも人って本当に何かになりたかったら、そうならないと、狂気にならないと絶対にいけない時があると思う。そこを乗り越えられたってところが成長したきっかけだと思う。これはきっかけに過ぎないので、まだまだ、たくさん高い崖を登っていきたい」
-怖さがあった
「連敗したらとかはあまり考えていなかったけど、最初は思っていた。負けたらどうしようとか。負けたらっていうのは出てきた。いやでも何だそれって。負けたらじゃない。1発当てたら勝てるってしっかり磨いてきた。それを乗り越えられたのは成長できた。負けをさらすって怖いじゃないですか。僕は失敗だと思わないけど、人前で大恥をかくって怖いことだと思う。挑戦してる人とか、日々をしっかり送ってる人、一生懸命やってる人しかそういうことできない。そういった人のためにも絶対に負けたくなかった」
-今後こうなって欲しいなど
「僕って選手って見られてる人いるけど、一個の生物と見られてる人も多分多い。そういう選手って見られないといけない。試合します、応援お願いしますだと、その瞬間は見てもらえると思うけど、今後の歴史に残らない。人間らしさとか感情とかをしっかり世の中に出していくことが大事だと思ってる。常に自分が考えてるのはAIにできないことをやる」
-メディアについて
「自分の国みたいなのを作るってイメージでいる。自分のファン、質のいいお客さん、自分のことを本当に応援してくれている人を大事にしていきたい。見てる人も何が本当、何がうそか分かってると思う。しっかり言いたいことは言うのが大事」