井上拓真5・2ドーム激突の井岡一翔戦へ「しっかりと倒したい」も「タイミングがピカイチ」警戒

公開練習で汗を流す井上拓(撮影・鈴木みどり)

プロボクシングWBC世界バンタム級王者井上拓真(30=大橋)がレジェンド撃破への自信をのぞかせた。

5月2日、東京ドームで元世界4階級制覇王者の同級4位井岡一翔(37=志成)との初防衛戦を控え、18日には横浜市の所属ジムで練習を公開。シャドーボクシングを披露し、キレのある動きをみせた。

昨年11月、那須川天心(帝拳)との同級王座決定戦以来、6カ月ぶりのリング。井上は「前回の試合から引き続き、気を引き締めてずっとやってきている。前回同様、調整も体調もバッチリ。レジェンドを倒して勝ちたい」と口元を引き締めた。

メキシコ人パートナー2人を招き、井岡対策を重ねてきた。過去動画を数試合、さらに昨年大みそかに行われた井岡のバンタム級転向初戦はリングサイドで見届けている。井上は「タイミングがピカイチ。見た目ではわからない強さがあると思う。自分自身に勝つこと、自分を作り上げることを意識してつくりあげてきました」と言葉に力を込めた。

立場は自身が王者で、井岡が挑戦者となる。しかし日本男子初の世界4階級制覇を成し遂げるなど数々の実績を積み上げたレジェンドであることに変わりはない。リスペクトを胸に、井上は「自分がチャンピオンですけど、自分が挑むような気持ちで仕上げていっている。本当に自分が挑むぐらいの覚悟でぶつかりにいき、レジェンドをしっかりと倒したい」と言葉にも力がこもった。

過去、井岡は日本人対決6戦全勝と負けなし。那須川にキャリア初黒星をつけた井上には井岡戦にもテーマがある。井上は「レジェンドを相手にどう戦って、どう勝つのか。そこを楽しみにしてもらいたい。日本人として初めて黒星をつける。そこも注目してもらいたい」と強調していた。【藤中栄二】