【ボクシング】ホープ伊藤千飛プロ6戦目でアジア王座「世界戦線に伊藤もいるぞと」1回KO撃破

伊藤千飛(2024年9月撮影)

<プロボクシング:フェニックスバトル155&クラッシュ・ボクシングVol35>◇19日◇大阪・東和薬品ラクタブドーム

WBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定10回戦で、同級2位伊藤千飛(20=真正)が新王者となった。同級6位エイドリアン・レラサン(27=フィリピン)と同王座を懸けて拳を交え、1回2分46秒、KO勝ち。24年4月にプロデビューし、プロ6戦目で王座獲得に成功した。

プロでは初めてとなるサウスポーのレラサンに対し、距離を詰め伊藤は右ストレートでいきなりダウンを奪取。何とか立ち上がったレラサンに右ボディーなどでダメージを与え続けると。左ボディーで2度目のダウンを奪ってKO撃破。リング上で伊藤は「よっしゃー!」と雄たけびをあげた。勝利者インタビューで、伊藤は「倒せたらいいなと思っていた。1回で倒せるとは思っていなかった」と驚きの表情をみせた。

東京の帝拳ジム、DANGANジムなどでも出げいこを敢行。トップ選手との実戦練習でサウスポー対策を練ってきたことが功を奏した。伊藤は「結構、試合前から相手は強いと。山下(正人)会長と毎日、きつい練習をしてきたので自信を持って戦うことできました」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

世界バンタム級戦線はWBA王者に堤聖也(角海老宝石)、WBC王者に井上拓真(大橋)、そして世界王座を狙う那須川天心、増田陸(ともに帝拳)と日本勢を中心に盛り上がっている。伊藤は「世界取れるように頑張りたい。今のバンタム級の世界戦線に伊藤千飛もいるぞ、というところをみせたい」とアピールしていた。