【東京女子】王者・荒井優希に挑戦する上福ゆき「私、女子してるわって感じが出せるかが鍵」

王者の荒井優希に挑む上福ゆき

東京女子プロレスは6月7日の後楽園ホール大会「STAND ALONE’26」でプリンセス・オブ・プリンセス王座戦を開催する。いよいよ団体最高峰のベルトに挑戦する上福ゆき(33)に、大一番へ向けた意気込みを聞いた。

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-プリプリ王座に挑戦する理由について、会見では「アンチエイジング」とおっしゃってました。アンチエイジングは順調ですか

「正直、最近すでに疲れた(笑い)。でも“生きてる感”はありますね。心のアンチエイジングになってます」

-タイトルマッチがあると、ちょっと張りが違いますか

「違うんじゃないですか? 心は張ってますよ。肌は知らんけど」

-その荒井優希選手とのタイトルマッチですが、どういう感じの戦いになりそうですか

「荒井ちゃんがどんなスタンスか知らないけど、私的にはなんか、勝ち負けももちろん大事、ベルトを取るのも大事だけど、どれだけ『私、女子してるわ』って感じが出せるかがキーかなと思ってて」

-それはどういう部分で出てくるんですか

「どうだろう、華? 華があるか、ないかも大事だし、強い女として強く、女として輝いてる、頑張ってる、格好良い、みたいなのがどれだけ表現できるか、伝えられるかというところは大事かなと思ってます」

-それは上福選手がプロレスラーでいる上で常に思ってることですか

「思ってます。男の方がどう考えても強いし、まあ超、鬼強い女も世の中にいっぱいいるとは思うんですけど、自分はそういうところじゃなくて。(背格好などが)普通っぽい女の人がどれだけ頑張ってるかで、見てる人が私も頑張ってみよう、戦ってみよう、上司と戦ってみようとか(笑い)、そういうのを思ってくれたらいいなと思ってるんで。女、頑張ってんじゃんって見せられたらいいなと思ってますね」

-そんな上福選手から見て、格好良い女性って誰なんですか

「うーん、和田アキ子さんとか? でもそれぞれのジャンルで格好良い女性はいっぱいいますね。プロはみんな格好良い。プロっていうのは、自分の仕事にちゃんとポリシーと誇りを持ってやってる人っていうことです。それを言うなら“記者界隈”もそうじゃないですか。聞く質問を1つ1つ他とは違うところの角度から攻めていこうとか、そういうのあると思いますし。みんなそれぞれの仕事がプロなんで尊敬してます」

-確かにレスラーもそれぞれの個性を出さないとダメですもんね

「記者さんも、いつもスパンコールで来るとかしたらいいんじゃないですか? “スパンコール記者”みたいな(笑い)」

-うーん、嫌です(笑い)。それはそうと、上福選手がベルトを取ったら、やりたいことってあるんですか

「東京女子のコンセプトが『KAWAII×DREAM×STRONG』になってて。クールとか、セクシーとかがない。あんまり大々的にセクシーとか言えないと思うんですけど、私はなんか女性としての麗しさみたいな、かわいいよりももっと複雑な、4Dな感じの女性のきれいさをアピールしたい。女磨きをもうちょっと推奨したいですね」

-かわいいというよりは、きれいという感じのイメージを出していくと

「きれいで、華やかで、美容院に1カ月以上行かない人はクビにします。ネイルも事情があってできない子はいいんですけど、手を抜いたやつはクビにしますね、どんどん」

-ちなみに荒井選手とは、ビッグブーツなど得意な技が似ていますが、そういう技の応酬になりそうですか

「ドロップキックも向こうもするし、気づいたらどんどん同じようなことを向こうがやってるから、こっちから言わせてもらうと。背が高いから、足を出すのが(キックするのが)話が早いんですよね。自分もまなせ(ゆうな)さんだったり、赤井(沙希)さんだったり、もともと自分のことをいろいろ見てくれてる人がブーツを使っていたので、そうかと思っていいところは吸収して。そこから自分なりのブーツを磨いていって。やっぱりシンプルに真似するだけじゃ自分のものにはならない。なので自分の中で工夫して、ここでこんなブーツをしたら効くとか、こんなやり方が自分は一番やりやすいとか、っていうのは自分の中であるので、同じブーツとは思ってないです。彼女も彼女なりに考えてるかもしれないですけど、自分はもう私のブーツと思ってるので」

-それなら蹴り合いでは負けられないですね

「負けたくないけど知らね、負けるときは負けるから(笑い)。まあきれいなブーツとは思われたいですね」

-でも上福選手も気が強いと思うんですが、荒井選手も相当気が強いですよね

「荒井、マジで気が強い。じゃないとあんなひょうひょうと生きてないから。私はハッタリ系なんですよ。荒井ちゃんはアイドルで女だらけの現場をずっと経験してきて。女が4人も集まればトラブルしか起きないと私は思ってるんで。そういうアイドルのところをくぐり抜けてこの団体に来て背負うものもでかいですし。彼女はほんとに肝が座ってるなって思います」

-でもそういう荒井選手を倒していかないといけないですよね

「そうです。個人的にはめっちゃ荒井ちゃんは応援してるんですけどね。タイミングが悪かったですね。たまたまアンチエイジングしようと思ったタイミングに、荒井がチャンピオンだったんで」

◆上福ゆき(かみふく・ゆき)1993年(平5)2月20日生まれ。神奈川・藤沢市出身。東洋大学ミスコンの準グランプリ受賞経験があり、週刊誌等でのグラビアでも活躍。写真集『脚罪』をリリースしたことも。中学から高校にかけて米オハイオ州の現地校への留学経験があり英語が堪能で、プリンセスタッグ王座(パートナーは上原わかな)のほか、シンガポールの女子タイトル「クイーン・オブ・アジア王座」、ベトナムの女子タイトル「VPW認定女子王座」という外国の王座も獲得した。得意技はフェイマサー、ビッグブーツ。173センチ。