【東京女子】荒井優希が上福ゆきとのブーツ対決制しV3、EVEのベルト巻いた山下実優が挑戦へ

上福ゆきにFinallyをたたき込む荒井優希(右)(C)東京女子プロレス

<東京女子プロレス:後楽園大会「STAND ALONE’26」>7日◇東京・後楽園ホール◇観衆1093人(満員)

メインイベント(第8試合)でプリンセス・オブ・プリンセス王座戦が行われ、王者の荒井優希(28)が16分41秒、Finally(かかと落とし)で挑戦者の上福ゆき(33)から3カウントを奪取。3度目の防衛に成功した。

ビッグブーツ(フロント・ハイキック)を得意とする2人は序盤から壮絶な蹴り合いを展開。初のプリプリ王座挑戦となる上福はコスチュームを“令和のドロンジョ様”をイメージしたものに新調。髪色も金を入れて気合十分で、試合中には「こうやってやんだよ!」と叫びながら、セカンドロープから飛んでのブーツもたたき込んだ。

だが荒井もひるまず、蹴られたら蹴り返す気持ちの強さを見せ、ブレーンバスター、サソリ固めで上福を痛めつけた。

上福が雪崩式ブレーンバスターを繰り出せば、荒井は雪崩式フルネルソンバスターで挑戦者をたたきつけ、Finallyも1度はカウント2で返され、2度目は足をキャッチされてユッキーカッター(変形大外刈り)を浴びたが、最後は上福の得意技フェイマサーをかわして3度目のFinallyをたたき込んで勝負を決めた。

試合後の荒井のマイクの途中で、5日に英プロレスリングEVEでクリス・スタットランダー(AEW)を倒してインターナショナル王座を獲得したばかりの山下実優(31)がリングに登場。この日、帰国したばかりだという山下はプリプリ王座挑戦を直訴した。

荒井は「山下さん、自分がもし今日、防衛できたら次、山下さんを指名したいと思ってました。昨年末、山下さんに秒殺された試合が、何日たっても忘れられなくて。何回試合しても、チャンピオンになっても、防衛しても、あの試合が忘れられない。自分はこのベルトを巻いたときから、山下さんを倒したときからがチャンピオンにだって。本当のチャンピオンになれるんじゃないかなって思ってます」と対戦を承諾し、7・18の後楽園大会を決戦の舞台に指定した。

しかし荒井が入団した頃から練習を見てきた山下は、この返事が気に食わなかったもよう。バックステージに現れると「あんたはもう本当のチャンピオンでしょ? 東京女子のベルトを獲って、防衛をして…そこじゃない? 自分で自分を信じきれてない。私はそこを感じてちょっと、荒井がチャンピオンになって、防衛していく姿、格好良いなと思ってたけど、ちょっとがっかりしたし、このまま荒井が自分を信じきれてない感じで来るなら、私も(以前)タップアウトさせられてますけど、その分もあるし、すぐ倒しちゃいますよ」と、再び秒殺する可能性もほのめかした。

一方、荒井はバックステージで「山下さんにも恐れず、自分らしく積み上げてきたもので戦いたいと思います。あの日(山下に秒殺負けした日)よりも悔しい気持ちがめちゃくちゃ膨らんでいるので、全部ぶつけたいと思います」と意気込んだ。

◇上福ゆきの話「東京女子に入団してから今日までで、私、今日が一番美しかったと思います。タイトルマッチ? 2度とやりたくない。最初からやりたくないって私は言ってる。周りがかみーゆに白いベルトやれとか言うから。ベルト、ベルトうるさいよ、全員。分かる? 私はマイペースにやってるから。もうベルト、ベルト言わないでください」