全日本プロレスや米団体TNAなどで活躍した元3冠ヘビー級王者ジョー・ドーリングさんが26日(日本時間27日)、死去した。44歳だった。
同日午前、カナダの団体メープルリーフ・プロレスがSNSを通じて発表。団体のXが更新され「本日6月26日午前9時13分、我々の仲間であるジョー・ドーリングが家族に見守られながら安らかに息を引き取りました」と報告された。
16年2月に脳腫瘍を診断され、1カ月後に摘出出を受けていたドーリングさんは6年後の22年に腫瘍が再発し2度目の手術を受けた。その後、まれな精神疾患となる運動失調症を発症。昨年11月には義妹を通じ、3度目の脳腫瘍と発表されていた。3日前にホスピスケアに入ったばかりだったという。
メープルリーフ・プロレスは「ジョーの人生はわずか44年でしたが、その1年1年が千年分にも匹敵するほどの充実したものでした。ジョーは愛する妻リンジー、家族、そして世界中にいる数え切れないほどの友人や熱心なファンを残して旅立ちました。彼らはジョーの強さ、勇気、そして精神を永遠に忘れることはないでしょう。安らかに眠ってください、ジョー。あなたは決して忘れられることはありません」と追悼した。
ドーリングさんは米シガゴ生まれ。04年12月にプロレスラーとして活動を開始し、身長203センチの巨体を生かして成長。07年6月には全日本プロレスに留学生として来日し、日本デビュー。武藤敬司に見いだされ、外国人レスラーとして正式に迎え入れられた。08年には武藤と組んで世界タッグを奪取。10年にはWWE移籍も、再び全日本マットに復帰した。
11年にも河野真幸とのタッグで世界タッグ王座を再び戴冠するなど合計4度、同タッグ王者に。14年には諏訪魔を下して3冠ヘビー級王者となった。16年の脳腫瘍手術後、17年には全日本マットに復帰。17年には3冠ヘビー級王座を再び獲得した。
その後、米TNAでエリック・ヤングと組、インパクト世界タッグ王座を2度獲得していた。