<女子プロレス・スターダム:後楽園大会>◇30日◇東京・後楽園ホール
メインイベント(第7試合)で団体最高峰のワールド・オブ・スターダム王座戦が行われ、王者の鈴季すず(23)が17分51秒、ジャーマンスープレックスホールドで挑戦者の林下詩美(27)から3カウントを奪取。初防衛に成功した。
王者となった鈴季が、詩美のスターダム再入団会見に乱入し、「ちょっと面白いこと思いついちゃったんだけど。せっかくでしょ、これかけてやりたくない?」と電撃的に決まった同期同士の一戦は、まさに死闘となった。
ゴツゴツしたエルボーを打ち合い、ジャーマンでマットにたたきつけあった。試合が佳境に入ると、ラリアットが相打ちとなってWダウン。2人ともカウント9でなんとか立ち上がった。
一進一退の攻防は終盤、鈴季がバズソーキック、頭突きを繰り出すと、詩美はラリアットで対抗。しかし鈴季がカウンターのテキーラ・ショット(高角度式変形キド・クラッチ)で詩美をたたきつけ、連続ジャーマンにつなげて勝利した。
鈴季は試合後のマイクで「おい詩美、お前、強すぎ」と認めた上で、会場のファンに「今日ここに来たお前ら全員、林下詩美にあの言葉言えるよな」と問いかけた。
そして「全員が言えなくても、私はお前に言うよ。おかえり!」と、マリーゴールドから戻ってきた詩美に、温かい言葉を投げかけた。
鈴季はその上で「鈴季すずがチャンピオンであるかぎり、こういった面白いことが続々と続きます」とアピール。
そして「このまま、スターダムの5スターGPが始まります。この私、はりきりチャンピオン鈴季すずがチャンピオンのまま5スター優勝しちゃいまーす!」と宣言した。
◇林下詩美の話「今日は赤(のベルトを)取れなかったけど、会場の皆さんにもたくさんの『おかえり』をいただきまして、さすがにちょっと心にくるものがありました。みなさんの声に応えられるように、赤いベルトもとるし、5スターもとるし、突き進んでいきます」