【新日本】初のG1に臨むウルフアロン、ありのままの自分で戦う「胸毛を剃ることは金輪際ない」

初のG1に臨むウルフアロン

新日本プロレスは7月11日(日本時間12日)の米シカゴ大会から「G1 CLIMAX36」(決勝8月16日・両国国技館大会)をスタートさせる。1年目から出場権を獲得した東京五輪柔道金メダルのウルフアロン(30)は何を考えながら初めてのG1を戦うのか。意気込みを聞いた。

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-初めてのG1を前に、今の心境はどのような感じですか

「やっぱり1年目なので、いろんな意見がありました。『出すべきじゃない』だったり、『ベルト持ってるんだから予選いらないだろ』とか、いろんな意見がありましたけど、まず1年目からG1の予選に出していただけるっていうことだけで僕としてはめちゃくちゃありがたいことですし、チャンスがあるんだったらそれをつかみに行くのが勝負の常ですから。この夏しっかりと戦い抜いて、プロレスラーとして一皮も二皮もむけた状態になりたいと思っています」

-今大会は初戦はシカゴで行われます。ウルフ選手はHENARE選手と戦います

「僕はたくさん海外の試合の経験があるので、時差ボケの対策だったりとかそこはバッチリです。おそらく僕の方がコンディションは確実に上という、そこの自負はありますよね」

-大会を通じての目標は何ですか

「やりたいこと全部やろうと思っています。うまくいかないからやらないんじゃなくて、うまくいかないかもしれないけどやってみる。そうすることによって自分にできる動き、できない動き、自分の長所、短所、欠点、利点、そういったもの全てが丸裸になると思うので。それを僕自身が認識するためにも、この『G1 CLIMAX』で戦い抜くっていうのは必要なプロセスなんじゃないかなと思ってます」

-振り返ってみて新日本に入団してから、自分の思い描く戦いはできていますか

「HOUSE OF TORTURE(ハウス・オブ・トーチャー)との戦いが多すぎて、僕のやりたかったプロレスではないプロレスだったので。そこがなんかずっともどかしかった気持ちはありますね」

-結構最近まで毎回トーチャーとの対戦でしたよね

「デビュー戦でベルトを取って、2月にすぐ取り返されて。でも、そのまま次に行くっていうのは僕としてはできなかったので。(6月の)大阪でそのベルトを取り返すことができて、この夏につなげることができたからには、いろんなレスラーといろんな試合をして、真っ向勝負をして、バチバチに戦って。その上で自分の強さを証明できればと思います」

-トーチャーとの対戦が続いたことでもどかしさはあったんですね

「やっぱりいろんな選手と試合をすることによって自分のプロレスラーとしての厚みが増してくると思うので。柔道でも同じ人とばっかり練習したところで強くはならないじゃないですか。そいつの対策はできるかもしれないけど、他の選手と試合したらてんでダメっていう風なことになってしまう。プロレスも一緒で、戦いの世界ですから、いろんな選手に対して対策ができて初めて自分の強さを証明できるわけじゃないですか」

-そういう意味で新日本プロレスの中で目につく選手は

「やっぱり(ボルチン)オレッグさんかな。生物的に、真っ向勝負をしたらおそらく誰も勝てないだろうなっていう怖さがありますよね。やっぱり柔道に比べてレスリングは(道着がないので)持つところがなくて、丸裸の状態で人間の強さを競い合う競技なので。そこでトップで戦ってきたオレッグさんの力は計り知れないものがありますし、だからこそ戦って、勝ちたい気持ちもあるわけです」

-どのような戦い方をしてプロレスでもトップに上っていきたいですか

「もちろん柔道の色は出していきますよ。そこは僕の強みの一つでもあるので。ルールでダメというなら話は別ですけど、それを使ってもいいってルールだったら、そこはやっぱり最大限使っていくべきだと僕は思いますね。その上でプロレスラーとしての幅を広げていくという。新時代のハイブリッドレスラーになっていきたいですね」

-体重を含めたコンディションは現在どうですか

「もうちょっと絞るといいとは思ってます。戦ってて重いなって感じる部分もあるので。もちろん1個1個の技が重くなるっていうところには良い点もあるのかもしれないですけど、やっぱり長い時間どれだけ戦ってもスタミナ尽きることなく自分の120%の強さを発揮できるレスラーが強いわけですから。そこ(体の仕上がり具合)も皆さんが見ながら楽しんでもらえたらいいのかなと思います。変化を楽しむのがプロレスなので。体重は今は118キロぐらいです。114、113キロぐらいにしようかなと思ってます」

-変化という意味では、デビュー戦ではそっていた胸毛もそのままで戦ってますね

「みんな脱毛しすぎじゃね? って思うんですよ。やっぱりそのままで戦うのが一番の強さじゃないですか。小ぎれいに見せようとするのって、生物としては何か反してると思うんですよ、僕は。(デビュー戦では)一応そってみたんですけど。あまり人前でパンツ一丁になることないじゃないですか。なんかちょっと恥ずかしさがあったんでしょうね。でも戦ってみて改めて思ったのが、なんか違うなと。全てさらけ出したくてプロレスラーやってるのに、胸毛そるのって、もともとの自分の気持ちに反した行為になってるんですよ。僕は別にきれいに見られようとか思ってないんで」

-ファンの方の反応はどうだったんですか

「見てる方の中には、胸毛のない僕は物足りないとか、そういう方もいて。ラジオにメールが来たりするんです。『残念でした』とか『えー、なんでそっちゃったんですか』みたいな。そういう意見もあるのを考えると、やっぱり僕はありのままの自分でいきたいなと思います。僕が胸毛をそることは金輪際ないことをここに誓います(笑い)」

〈G1 CLIMAX36出場選手〉

▼Aブロック KONOSUKE TAKESHITA、後藤洋央紀、ボルチン・オレッグ、辻陽太、鷹木信悟、ジェイク・リー、SANADA、グレート-O-カーン、Yuto-Ice、大岩陵平

▼Bブロック 海野翔太、上村優也、ドリラ・モロニー、ザック・セイバーJr.、カラム・ニューマン、成田蓮、ゲイブ・キッド、HENARE、ウルフアロン、OSKAR