【東京女子】5度目のプリプリ戴冠目指す山下実優は将来的にオスプレイとの一騎打ちも

5度目のプリプリ王座戴冠を狙う山下実優

東京女子プロレスは今月18日に東京・後楽園ホールで「SUMMER SUN PRINCESS ’26」を開催する。同大会でプリンセス・オブ・プリンセス王者の荒井優希(28)に挑戦する山下実優(31)は、勝てば最多記録を更新する5度目の戴冠。東京女子の“強さの象徴”に意気込みを聞いた。

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-プリプリ王座挑戦は昨年4月のラスベガス大会以来です

「去年、瑞希とアメリカでタイトルマッチをやって以来ですかね。久しぶりにこの感じというか、緊張感というか。(6月7日の)後楽園で挑戦表明して、あの時もめっちゃ緊張しました」

-相手は入団の頃から練習を見てきた荒井選手です

「荒井はデビュー前から一緒に練習したり“特別な子”ではあるかなと思います。最初の頃はタッグを組んだり、シングルをやったりしていたんですけど、そこからどんどん強くなっているなっていうのはあるし、アイドルとの二刀流から一本になって、見ていて気になる存在ではありますね」

-技のバリエーションは違いますけど、お互いキックが得意な選手同士の対戦ですね

「荒井はかかと落としとかブーツですけど、練習してる時から“当て勘”がすごいと思ってたので。それは試合で打ち合っていても感じるので、そういうところでもワクワクします」

-荒井選手は「自分が蹴られる前に山下さんの顔にブーツをたたき込む」というお話をされてました

「それができるならやってみろという感じですけど(笑い)、打撃に関しては自分も絶対に負けたくないって思いますし、蹴られる前に蹴り倒したいなっていうのはあります」

-荒井選手との試合をどういう試合にしたいと思いますか

「自分は、荒井の目とか戦う姿勢がすごく好きなんですが、まだ荒井の奥底に何かありそうなんですよ。怖い部分なのか、何なのか。レスラーとしての強さがまだ奥に眠っている気がするので、そこを引きずり出したいですね」

-引きずり出したらやられてしまうかも、というのはありますか

「それはあんまり思わないですね(笑い)。引きずり出した上で、それを楽しんだ上で倒したいです」

-山下選手は海外でも知名度がある上に、3月の両国大会(遠藤有栖と組んで、Sareee&彩羽匠組と対戦、有栖が彩羽に敗れる)や5月のマーベラス横浜大会(暁千華に勝利)での試合もファンやメディアからすごく評価され、東京女子の強さの象徴という立ち位置が確立されていると思います

「そういう試合が評価されるのは、めちゃくちゃうれしいです。本当にいい刺激というか、感じたことのない感覚になれるので。Sareee選手、彩羽選手と戦わせてもらった時も、そこでしか味わえない戦いがあったし、マーベラスに行って千華選手とやった時も、興行を含めてマーベラスの大会を感じられたというのがめちゃくちゃ自分にとって大きいことで。東京女子(の代表)として見られるので、そこの緊張感もあって。その結果、みなさんからの良い評価に結びついたのはうれしいし、自信にもなります」

-現在、英プロレスリングEVEのインターナショナル王者でもあります。2冠チャンピオンになったら何をしたいというのはありますか

「EVEの方の防衛も海外でしなければならないし、もしかしたら東京女子のベルトもかけて海外の選手と戦うかもしれない。そして東京女子の中でも戦いたい相手がいるので、その選手ともやってみたいですね」

-なるほど、じゃあ荒井選手に勝ったら、その選手と…

「勝たないと言えないですけど、自分が勝ったら1発目にいきたいという人は決まってます」

-戴冠回数もそうですけど、連続防衛回数も山下選手が最多10回という記録を持っているんですよね。今度ベルトを獲得したら、何回防衛いきましょうか

「切りよく15回はいきたいかな。あとEVEのベルトと両方キープしたいですね。以前の2冠の時は割と早く、同時に崩れる形で(ベルトを)落としたんで」

-EVEの運営にも関わっているウィル・オスプレイ(AEW、元新日本)は、山下選手にとってどういう存在ですか

「それこそイギリスの遠征を初めてブッキングしてくれたのが彼だったので、すごく大きい存在ですね。今、EVEのクリエーティブの部分も彼が担っていて、チャンスをもらえたり、すごくありがたいです。オスプレイ選手とは『いつか戦えたらいいね』っていう話をしてるんですよ」

-めちゃくちゃ面白そうなカードじゃないですか

「やるとしたら自分的には東京女子のリングでやりたいなと。例えばAEWでやらせてもらったら、それはそれでもちろん大きいですけど、東京女子でやるのが一番面白いなって思います」

-ぜひ実現させてほしいです

「実際にEVEのショーでよく会うので、そういう時に『いつ戦うんだよ』みたいな感じで絡まれたり(笑い)。オスプレイ選手もめっちゃ忙しいから、タイミングを見てやりたいな、そしてやるときは東京女子でやりたい」

-男子と戦うのは、並の女子選手ではできないと思うんですが、何が大切なんですか

「もちろんパワーが違うので、そこをどれだけ理解した上で戦いに挑めるか、というところはありますね。当たり負けは絶対するし、パワー、体の作りだったりは絶対違うんで。でも女子だからこそ、サイズ的に(技が)入りやすい部分とか、技術的に優勢に持っていける部分もあるので。そこをしっかり分析した上で戦いますね。打撃を当てるなら頭は鍛えられないし、投げるにしても、打撃で弱らせてからタイミングをずらして投げるとか。そこはすごく意識してますね」

-それでは最後に荒井選手との試合の見どころとか、ファンへのメッセージをお願いします

「前哨戦をやってて感じるのは、おそらくバチバチした試合になると思うんで、そこを楽しんでいただきたいなって思います。お互い意地になると思うので、そこから生まれる物理的なバチバチもありますし、気持ちのぶつかり合いもあるので、そういうところも楽しんで応援していただけたら。自分はもちろん自信があるし、勝つ気でいるし、勝つ自信しかないですけど、戦いなのでどうなるかは分からない。その緊張感を感じながら、一緒に応援して、戦っていただければうれしいです」