東京女子プロレスは今月18日に東京・後楽園ホールで「SUMMER SUN PRINCESS ’26」を開催する。プリンセス・オブ・プリンセス王者の荒井優希(28)は、山下実優(31)を相手に4度目の防衛戦を行う。入団時に練習を見てもらった“師匠”を超えることができるか。意気込みを聞いた。
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-いよいよ気持ちも高まってきていると思います
「3月にベルトを獲って、毎月タイトルマッチをやってきて、次で4回目。夏のビッグマッチで対戦相手は手ごわい山下さんですけど、この夏もチャンピオンとして駆け抜けたいです」
-上福ゆき選手との前回防衛戦でもビッグブーツ(顔面前蹴り)合戦のような展開でしたが、山下選手も種類は違いますがキックの得意な選手です
「蹴りの種類は違えど、蹴りを使っている先輩としてたくさんアドバイスもしていただいたので、感謝を込めて蹴りたいです」
-またビッグブーツで顔を痛めつけると
「もちろん(笑い)。痛めつけられる前に痛めつけないといけないので、頑張ります」
-まだSKE48との二刀流だった入団当初は、山下選手が荒井選手の練習を見てくれていたんですよね
「はい、見てくれてました。でも、すごい朝早かったんですよ。(自分が暮らしていたのが)名古屋だったんで5時とかに起きて。練習が8時ぐらいからとか。時間も早いし、必死だったのもあるし、だから記憶がないですね(笑い)」
-新幹線で早朝に東京に来て、すぐ道場に行って、みたいな感じですか
「そうです。自分のためにみんなが早起きしてくれて、山下さんも早起きしてくれて。自分ができないと練習が進まないんで、めっちゃ必死でしたね。でも練習が終わった後とか、時間がある時は山下さんがご飯食べさせてくれたり、とても良くしていただきました」
-あの頃の自分と比べると今、何が一番違いますか
「全てにおいて違うとは思うんですけど、一番は気持ちですかね。今まではSKE48をやっていたこともあって、他の選手に比べて参戦数が少ないとか、地方に行けてないとか、そういうところで言われることもありましたし、自分もそれをすごく気にしていたので。『ベルト持ってるのに全然出ないじゃん』とか言われたり、そういうのを気にしてた部分もあったから、プロレス1本に絞って、みんなと同じ回数、試合ができるのがすごくうれしい。気にすることが減って、プロレスを楽しめるところまでこられたのが以前との違いかなと思います」
-山下選手の一番気をつけるところはどこですか
「どこからでも蹴ってくるところですね。Skull Kick(頭部への後ろ回し蹴り)で1回秒殺されてるんで。あとシンプルに格闘技やってたじゃないですか。私とベースが全く違うんですよ。私なんて格闘技を全くやったことがなくて、クラシックバレエ、ピアノ、習字とかなんで(笑い)」
-プロレスの1歩目が全然違いますね(笑い)
「山下さんにはずっと戦ってきたベースがあって。でもその山下さんに教えてもらってたので、チャンピオンとして攻めの姿勢は忘れないでいきたいと思います」
-荒井選手は、プロレスを始めた当時は本当に何もできないという感じでしたか?
「豆腐プロレス(東京女子に入団する前に参加したAKB48グループのプロレスプロジェクト)の時は本当に何もできなかったですね。でも『やらなくていいよ』って。今、振り返るとミラノさん(指導を行ったミラノコレクションA.T.)にめっちゃ甘やかされてましたね。というか、甘やかすように言われてたらしくて」
-それは、厳しく指導し過ぎるとプロレスがイヤになっちゃうからですか
「たぶんイヤになりそうに見えたんじゃないですか、私が。でも甘やかされてるって気づいてなかったんです。何年後かにミラノさんに言われて知ったんですよ。『荒井さんには怒らないようにと言われてましたので』って。それで、えっ? ってなって。私、褒められてたから、普通にプロレスができてると思ってて。それってマジで教育としては成功してるんですよ(笑い)」
-そういう意味で、山下選手は最初の頃は怖かったりしなかったですか?
「私がプロレスを知らなすぎて。もちろん試合とか見たことない状態で会ってるので、何も怖くなかったです(笑い)。優しく教えていただいてました。あと、山下さんもアイドルが好きだったりするので、すごい自分のこともリスペクトを持って接してくださって」
-じゃあ改めてその山下選手との戦いを前にした気持ちを教えてください
「山下さんとは何度かシングルマッチをさせてもらっているんですけど、一番最初にシングルマッチが決まった時、私がリング上で山下さんに『シングルがしたい』って言ったんです。で、その時、めっちゃ笑われたんですよ、みんなに。デビューして半年とかだったから笑われたけど、タイトルマッチをするってなっても笑われなくなってうれしいです(笑い)。山下さんから防衛できたときに荒井は今よりもっと輝ける、強くなれると思うので。荒井が山下さんに勝つところをみんなに見せられるように頑張りたいです」