【スターダム】なつぽい来年1・3引退 「なつみ」にちなみ7月23日の午後7時23分に発表

来年1・3横浜武道館大会での引退を表明したなつぽい

女子プロレス・スターダムの人気選手なつぽいが23日、都内で岡田太郎社長とともに会見し、来年1・3の横浜武道館大会をもって引退することを発表した。

万喜なつみのリングネームで2015年9月にデビュー。「なつみ」にちなみ、7月23日の午後7時23分に発表した。

なつぽいは会見冒頭「スターダムのCOSMIC ANGELS(コズエン)、なつぽいこと、なつぽいです。この度、なつぽいは2027年1月3日をもちまして、プロレスラーを引退することを決意いたしました。この決断に至りましては、今年から徐々に考え始め、プロレスラー人生に区切りをつけ、新たな人生を歩もうと思い決断いたしました」とあいさつした。

具体的な理由については「プロレスラーとして12年間、走ってきましたけれども、いろんなことに挑戦させていただいたり、いろんな経験もさせていただいて、今年、結婚発表もさせていただいて、次の人生を考えるようにもなってきまして。その中でまた新たな、プロレスラーとは別の人生を歩みたいなという風に考えたのがきっかけです」と説明。

スターダムでの思い出について聞かれると「本当に選べないですね。戦いで言ったら本当に思い出のある戦いがいっぱいあるんですけど、でも今、思い浮かぶのはそばでずっと支えてくれたコズエンのメンバーとか(中野)たむちゃんの存在とか、巡業ですごい苦しい中でもホテルでみんなでいろいろ語り合ったりした時間とか、そういうのがこみ上げてきます」と話しながら涙を流した。

なつぽいは続けて「本当にプロレスって苦しいこととかつらいことがたくさんあるんですけど、でもリングに立つと『なつぽい、なつぽい』って、みんながかけてくれる声だったり、そういうのも本当に普通に生活してたらないことじゃないですか。そういう場にいさせていただけたことは本当に幸せだったなと思います」と感謝の気持ちを示した。

なつぽいは今月18日、大田区大会のメインでIWGP女子王者の朱里に挑戦。夫である鷹木信悟(新日本)の技メイド・イン・ジャパンも繰り出して奮闘したが、惜しくも敗れた。

この日の会見ではその試合について「私は今世紀最大の挑戦とうたって、挑戦させていただきました。このベルトにかける思いは本当に強くて、最後にシングルとしての花を咲かせたいという思いで、このベルトに挑戦させていただきました。ベルトを巻くことはできなかったんですけれども、ベルトを巻いても巻くことができなくても、この引退という決断をしておりました」と言及。

その上で、来年1・3までの引退ロードについて「私は12年プロレスやってきましたけど、自分の感覚では今が一番コンディションが良くて。なので引退という決断はしますけど、ここからの5カ月も、引退を決めたからといってベルトに挑戦しちゃいけないわけではないですよね、ぐらいな強気な気持ちでいるので。本当にやりたいことを全部やっていこうと思いますし、常に挑戦者として歩めたらいいなと思っております」と、隣に座った岡田社長の顔も見ながら、引退まで間にベルトに挑戦する可能性についても示唆した。

◆なつぽい(本名、年齢非公開)7月19日生まれ、神奈川・横浜市出身。幼少期からタレント活動を始め、バトントワリングは全国大会に出場経験もある実力者。高校卒業後は舞台女優として活動していたが、万喜なつみのリングネームで2015年9月のアクトレスガールズ新木場大会でデビュー。東京女子プロレスを主戦場とし、インターナショナル・プリンセス王座を獲得するなど活躍した後、20年10月のスターダム横浜大会にDonna del Mondoの新メンバーとして登場した。22年7月にCOSMIC ANGELSに電撃移籍。中野たむとの「meltear」でゴッデス・オブ・スターダム王座を獲得。CDデビューも果たした。24年7月の札幌大会ではライバルであり盟友の安納サオリからワンダー・オブ・スターダム王座を奪取。愛称は「ハイスピード・フェアリー」。150センチ、47キロ。