<新日本プロレス:大田区大会「G1 CLIMAX36」>◇25日◇東京・EBARA WAVEアリーナおおた◇観衆2027人
メインイベント(第9試合)のG1クライマックスAブロック公式戦で、IWGPヘビー級王者の辻陽太(32)が「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」「Unbound Co.」と共闘してきた同門の先輩、鷹木信悟(43)と対戦した。
開幕前から「公式戦と決勝で鷹木さんに2連勝したい」と言ってきた辻が24分12秒、新必殺技のファイヤーブラスター(ジーンブラスターのように相手にタックルし、そのまま相手を回転させてマットにたたきつける技)で鷹木を仕留めて勝利した。
これで辻は2勝2敗の勝ち点4、鷹木は1勝3敗の勝ち点2となった。
試合は鷹木がおきて破りのジーンブラスターを狙うと、辻がラリアットで迎撃。さらに辻がおきて破りのMADE IN JAPANで鷹木をマットにたたきつけるなど、白熱の展開となった。
エルボーの打ち合い、頭突き合戦と譲らず、「陽太、勝負だ!」(鷹木)、「元気だな、おっさん!」(辻)とほえてから互いにコーナーから突進。鷹木が辻のジーンブラスター狙いを避けてコーナーに激突させ、ハーフネルソンスープレックスを連発して辻をたたきつけた。
そこから鷹木はさらなる猛攻を仕掛けるが、しのいだ辻は高速ジャーマンからジーンブラスターを炸裂(さくれつ)させた。
辻は終盤、ファイヤーブラスター狙いを切り返され、さらにリバースフランケンシュタイナー、おきて破りのジーンブラスターを被弾するが意地ではね返す。そして最後はパンピングボンバーをかわしてファイヤーブラスターをヒットさせ、死闘に終止符を打った。
辻が試合後のマイクで鷹木に向かって「俺にとって鷹木信悟、あんたは高い壁だった。これからも俺の前に立ちはだかり続けてください。俺はレスラーとしてだけじゃなく、1人の男としてあなたみたいな男になりたい」と言うと、観客席から大きな拍手が起こった。
辻はその後のバックステージでは声をからしながら「マジで激烈だった。前にも1回あったんだけど、鷹木さんのパンピングボンバーがのどに入って、またちょっと声が潰れちまったよ。今度はちゃんと治るかな?」と苦笑い。
そして「シカゴで開幕して『G1』も今日でDay6かな。リングでも言ったようにこの『G1』、めちゃくちゃ盛り上がってんな。そりゃそうだ。こんだけ物事がいろいろ変わってどうなるかって時に、俺だけじゃない、現世代のヤツらもベテランたちも最高のパフォーマンスをしている。こんなに暑い夏、熱いプロレス団体は他にねえと思うんだ。その新日本プロレス、俺はここが最高のリングだと思っている」と強調し、「次はYuto-Iceだな」と29日のG1次戦へ思いをはせた。
一方、鷹木は「なんだ最後のあれ? あれがファイヤーサンダーだか、サンダーファイヤーだか知らねえが新技か? めちゃくちゃ効いたよ。なんだ、あのスピード。あんな後半であんな一発持ってるとはな。スゲー陽太。すごい陽太」と辻をたたえた。
そして「これで1勝3? 崖っぷち? バカヤロー! いつも言ってんだろ、こっからが鷹木信悟の真骨頂だ!」と巻き返しを誓っていた。