<女子プロレス・スターダム:後楽園大会「5★STAR GP 2026 in KORAKUEN Jul.」>◇28日◇東京・後楽園ホール
メインイベント(第9試合)の5スターGPブルースターズBブロック公式戦で上谷沙弥とスターライト・キッドが対戦した。
今年2月7日の大阪大会で当時ワールド・オブ・スターダム王者だった上谷にキッドが挑戦して以来(その時は上谷が勝利)のシングル戦だったが、15分時間切れドローに終わった。
2人はこの日が5スターGP初戦で、ともに勝ち点1とした。
上谷とキッドは序盤から場外で大乱闘。上谷が何度もキッドをイスにたたきつけ、場外カウントで両者リングアウト寸前になると、上谷が1度キッドをリングに戻し、再度キッドを場外に落として、またイスに激突させた。
しかしキッドもやられっぱなしではなかった。後楽園ホール入り口の階段の上の手すりから上谷に向かってダイブし、ダメージを与えた。
キッドはその後、徹底して上谷の右足を攻撃。マフラーホールドから黒虎脚殺へと移行しながら、同じ箇所を痛め続けた。
一方、上谷は連続フィッシャーマンズ・スープレックスや、コーナーに上ったキッドに飛びついてのフランケンシュタイナーなどを炸裂させ、最後はスタークラッシャー2連発。しかし3カウントは奪えず。旋回式スタークラッシャーを狙ったが、これはキッドがさせなかった。
そして逆にキッドはムーンサルトプレス、タイガースープレックスとたたみかけた。だが上谷も意地ではね返し、時間切れとなった。
試合後のマイクではキッドが「5スターGP、やっと開幕したというのに、因縁の上谷…ドローとか、悔しいに決まってるだろ! あー、マジで悔しい! でもな、私は負けていない。お互いがブロック突破して、勝ち進んで、運が良ければもう一度当たれるチャンスがあるよねえ。私はそこで待ってる」。
すると上谷は「お前よ、相変わらず話長くて、何言ってんのかわかんねぇよ! 要点をしっかりまとめろよ!」とディスってから「前回さぁ、沙弥様がもう1回試合しようとか言ったから、なんか今日ちょっと、お前うれしそうだったよね」とニヤリ。キッドも「それは上谷もじゃないんですかね」と言い返した。
その後、上谷は「ふざけんな、調子乗んじゃねえよ、ボケ! こっちだって上等だよ! 次、またやる時は、沙弥様が、お前の猫の皮を全て引きちぎってやるよ!」と毒づき、キッドも「ああ上等だよ、いつでもやってやるよ!」と叫んだ。
上谷は最後に「お前どうせ最後、締めたいんだろ。譲ってやるよ、沙弥様、心広いから」と言って、マイクを投げ捨ててさっさと退場していった。
2人はバックステージでもそれぞれ再戦について言及。さらにキッドは引退を表明したなつぽいについても触れ、「先日、なつぽいの引退が発表されました。正直、寂しいです。なんでこの5スターになつぽいと(安納)サオリは出てないんだろうって思ってたんですけど、そういうことだったんだなって」と涙声で話した。
キッドは「2人は私にとって大事な同期であり、ライバルなので、ちょっと勝手ですけど2人の気持ちも背負って戦い抜きたいと思います。絶対この5スター、私が優勝してやるんで見ててください!」と、出場していないなつぽいと安納のためにも優勝すると誓った。