9日からスタート猪木VSアリ写真展「日本のお盆はボンバイエ」弟・猪木啓介氏らがみどころ解説

アントニオ猪木VSムハマド・アリ メモリアル展のPR画像(IGF提供)

1976年(昭51)6月26日に行われた「世紀の一戦」アントニオ猪木vsムハマド・アリ戦の50周年を記念した「アントニオ猪木VSムハマド・アリ メモリアル展」(日刊スポーツなど後援)が9日から開幕。31日まで東京・新宿区の京王プラザホテルで開催される。猪木さんのライセンスを管理し、写真展を主催する猪木元気工場(IGF)で猪木さんの弟啓介社長、IGF宇田川強取締役がみどころを解説した。

会場となる同ホテル本館3階アートロビーには計106枚もの写真&パネルが展示される。試合の写真だけでなく、当時の猪木さんの妻倍賞美津子さん、同じマンションに住んでいたサックス奏者の「ナベサダ」渡辺貞夫が並んでリングサイドで試合を見守るショット、アリ陣営がコシティを持ったショーを実施するショットなど猪木VSアリ戦に関連する貴重な写真の数々もお披露目される。

数多くの写真が登場するだけに、啓介社長は「いつ誰からの挑戦を受けるという言葉を発信する以上は自分が強くないといけない。中途半端ではダメなので、すごく練習をしていましたよ。海外にいても常に練習。自分も『(腹筋のために)足をおさえろ』と言われたりしました」としみじみ。思い出を頭に思い浮かべられる写真の数々がチェックできるだけに同氏は「あの時代の新日本プロレスは本当にすごかったと思う。50年前を思い出していただければ」と強調した。

猪木VSアリ戦時、アリが現役のボクシング世界王者だったこともあり、世界からの注目度も高かった。当時は異種格闘技と呼ばれてたが、現在の総合格闘技の“源流”となるファイト。啓介社長は「当時の新日本プロレスは米国のプロレス以上の重みがあったと思う」と振り返る。宇田川取締役は「ボクシングの現役世界王者をプロレスのリングに上げ、試合してしまうすごさですよね。あのワクワク感と感動を思い出したり、感じてもらいたい」と付け加えた。

写真展の開場となる京王プラザホテルは猪木さんが結婚式を開き、アリ戦の記者会見やレセプション、計量会場、そしてアリの宿泊先だった。またハルク・ホーガンやアンドレ・ザ・ジャイアントらが来日時には利用していたホテルでもあり、当時の新日本プロレスにとって“聖地”とも言える。京王プラザホテルも55周年となるタイミングだ。

宇田川取締役は「猪木VSアリ戦から50年。京王プラザホテルが55周年と『555(GO GO GO)』なんです。お盆の時期。猪木さんのお墓参りだと思って来場してもらえたらうれしいですね。お盆の盆ばボンバイエのボン。日本のお盆はボンバイエと思っていただけたら」とファンに呼びかけていた。

観覧時間は午前10時~午後8時まで(第1日9日は正午12時開場で、最終日31日は午後3時閉場)となる。