【マリーゴールド】岩谷麻優とビクトリア弓月はスパークラッシュに敗れるも「実質、負けてない」

スパークラッシュを相手に健闘したビクトリア弓月と捉えどころのないマイクでけむに巻いた岩谷麻優(右)

<女子プロレス・マリーゴールド:大田区大会「MARIGOLD SUMMER DESTINY 2026」>◇9日◇東京・EBARA WAVEアリーナおおた

セミファイナル(第6試合)で岩谷麻優とビクトリア弓月のダブル復帰戦が行われた。

右足親指骨折からの復帰となる岩谷&右ひざ前十字靱帯(じんたい)損傷から戻ってきた弓月が、女子プロレス界最強をうたうスパークラッシュ(Sareee&彩羽匠)と対戦。Sareeeを「お前」呼ばわりした「おらつきマイク」が話題となった弓月が、いきなりそのSareeeにドロップキックを仕掛けて試合がスタートした。

弓月はマイクだけでなく、試合でも臆することなくSareeeにエルボーをたたき込み、場外のスパークラッシュめがけてコーナートップからのプランチャを敢行。岩谷も終盤こそやや息切れしたが、Sareeeに渾身(こんしん)のサッカーボールキックを見舞い、ジャーマンスープレックスで投げ飛ばした。

最後は弓月がつかまり、彩羽のトラースキック、Sareeeの裏投げと連続で浴びて19分13秒、3カウントを奪われたが、会場のファンからは弓月コールがやまなかった。

試合後のマイクではSareeeが「まずは弓月、一番気になってた爪、見せてみろ。ちゃんと切ってきてんじゃねーかよ、お前。偉い。当たり前なんだけどな。おい、これだけさ、けんか売ってきて、今日試合でどうかなと思ったけど、いいじゃん。もっともっと強くなるよ。またやってやるよ」と弓月をほめ、彩羽も「みんなが弓月、弓月、良かった、良かったっていってるけどさ、お前、おらついてんじゃねえよ! ただな、嫌いじゃねえよ」と認めたようだった。

一方、Sareeeから「私の本命はずーっと岩谷麻優なんだよ! やっと捕まえて、今日で終わりじゃないよな。いっつもお前の気分でさ、やりたいだの、やっぱメリットないからやりたくないとか、うちらにメリットとか(関係)あるか? いつやったって、誰が相手だってうちらはメリットでしかねえんだよ。頼むよ、女子プロレス界のアイコン」と熱いメッセージを送られた岩谷だが、普段通りの“ポンコツ”マイクでけむに巻いた。

岩谷は「4カ月ぶりでしょ? なんか疲れすぎて、今のSareeeが言ったこと、何も聞いてなかった、ゴメン」とSareeeをカッカさせ、「さすがに4カ月ぶりでこの相手ってきついよね。めちゃめちゃ強かった。何にも覚えてない。弓月が負けたことも覚えてない。だから実質、こっちのチームは負けてないように思うんだよ」とまさかの「負けてない宣言」まで飛び出した。

Sareeeと岩谷のシングルでの激突はファンにとっても待望のカードだが、この微妙なズレが今後どのように展開していくのか、注目ではある。