<新日本プロレス:両国大会「G1 CLIMAX36」>◇15日◇東京・両国国技館◇観衆7777人(超満員札止め)
メインイベント(第8試合)で“猛牛”天山広吉(55)が、名タッグ「テンコジ」としてIWGPタッグ王座を6度獲得するなど一時代を築いた盟友・小島聡(55)を相手に引退試合を行った。
もともと5分一本勝負だったが、天山が時間無制限一本勝負を希望し、リングサイドの棚橋弘至社長もOK。天山はモンゴリアンチョップや天山スープレックス、アナコンダ・マックスなどを繰り出して奮闘したが、小島の連続ラリアットの前に9分22秒、マットに沈んだ。
試合後、かつて「友情タッグ」を組んでいた天山を裏切り、遺恨が続いていた飯塚高史がリングに登場。天山は飯塚の引退試合で対戦した時も関係修復を求めたが失敗に終わっており、この日も飯塚は天山に襲いかかった。
しかし小島がコジコジカッターで飯塚を迎撃。飯塚を羽交い締めにして天山に攻撃するように促した。だが天山は飯塚への一撃を拒否。飯塚に目を覚ますように訴えた。
天山が「コジ、ありがとう助けてくれて。でもちょっと待ってくれ」と小島を下がらせ、「飯塚さん、目を覚ましてくださいよ。飯塚さん、俺たち友情ありますよね。カモン、飯塚! 最後のリングに来てくれてありがとうございます」と右手を差し出すと、飯塚は迷いながらもついに天山と握手。18年と4カ月の時間を経て2人の友情が復活した。
飯塚は去り際にリングサイドの野上慎平アナとも握手。しかしこちらは和解せず、飯塚は野上アナのシャツをビリビリに引き裂いて引きあげていった。【千葉修宏】