16日に東京・両国国技館で行われた「G1 CLIMAX36」決勝で上村優也を破って史上最短となるデビュー4年11カ月での初優勝を飾った大岩陵平(27)が17日、都内で一夜明け会見に臨んだ。
予選からG1の頂点にまで駆け上がった大岩は10月12日の両国国技館大会で、9・27神戸で行われるIWGPヘビー級王座戦・辻陽太(王者)VS後藤洋央紀(挑戦者)の勝者に挑戦することも決定した。
大岩はこの日の会見で「昨日の決勝戦で僕と上村優也にしかできないあのスタイルで、この両国を、あの歓声を持ってこれたっていうのは自分の自信にもなったし、自分の今までやってきたもの、理想のプロレスは間違ってなかったなって改めて思いました。10月、同じ両国で自分の中では初めてのIWGP挑戦です。このG1で自分は両国のイメージは良くなったので、あとはそれまでにしっかりと相手の対策をして、ヘッドロックの技術を伸ばして、一点攻めをとことん追求して、さらに磨きをかけて自分のスタイルで戦いたいなと思ってます」と話した。
16日の決勝ではグラウンドの攻防や、ヘッドロックやリストロック、アームドラッグといった基本技だけで両国のファンを熱狂させたことがSNSでも話題となり、海外のプロレスサイト等でも高い評価を得た。
大岩は「自分はそれこそがプロフェッショナル・レスリング、プロレスだと思っているので。これで良い結果を出せたんで良かったですけど、これからも自分はみんなと違うことで頂点に立ちたいなと思いました」と振り返った。
大岩の戦い方については、プロレスリング・ノア修行時代に指導を受けた小川良成の影響も大きく、さらに当時タッグを組んでビクトリー・チャレンジ・タッグリーグで優勝した清宮海斗はXに「次は俺の番だな」と書き込んで、大岩からこれ以上ない刺激を受けた様子だった。
大岩は会見で清宮について聞かれると「清宮さん、昨日も一昨日も会場に来てて、僕にLINEくれて。試合前『頑張ってね』、試合後は『良い試合だったね』とか連絡くれて。今の自分があるのって間違いなく、ノアに誘ってくれたのは清宮さんだし、清宮さんのおかげなんで。こうやって団体は違えど、お互い良い関係を築き合えているのは、ノアに行って良かったと思うし。これからノアでも(シングルリーグ戦の)N-1が始まるんで。G1のチャンピオンと、N-1でもし清宮さんが優勝したら、N-1のチャンピオンと戦ってみても面白いんじゃないかなって思ってます」。
ノア時代は清宮のことを「海斗さん」と呼び、弟分的な存在だった大岩だが、G1覇者として「清宮さん」との対戦の可能性についても口にした。
そのノアで新たにGHCヘビー級王者になった内藤哲也は、10月12日の新日本両国大会と10月25日のノア両国大会で観客数で勝負をするという趣旨の発言をして話題となった。
大岩は「昨日も7200(人)入ったんですけど、その前の日が7700。(G1の)準決よりも決勝の方が少なかったっていうのは、決勝を戦った身からしたらすごい悔しかったから。だから次の10月の両国、観客動員数をしっかり意識して。内藤さんがそうやって言うなら、動員数でノアと真っ向勝負してもいいかなと思います」と受けて立つ構えだ。