【東京女子】鈴芽が憧れの辰巳リカ下し初V、インター王者のままプリプリ王者・荒井優希に挑戦へ

トーナメント優勝を決めて絶叫する鈴芽(C)東京女子プロレス

<東京女子プロレス:後楽園大会「第13回東京プリンセスカップ」>◇23日◇東京・後楽園ホール

メインイベント(第8試合)で東京プリンセスカップ決勝戦が行われ、鈴芽(27)が20分46秒、スプリング・リング・ア・ベル(ロープを使っての飛びつき式ダイヤモンドカッター)で“憧れの人”辰巳リカ(34)から3カウントを奪って初優勝を果たした。

鈴芽はリカ得意の足攻めの前に、途中までは大苦戦。場外で徹底的に足を痛めつけられ、コーナーに上れば下からドラゴンスクリューを浴びた。さらに4の字固めを決められると苦悶(くもん)の表情を浮かべた。

鈴芽は終盤、体を回転させてドラゴンスリーパーを解除すると、直後にリカに首を絞められた。それでも「もう動けないって思ったけど、目の前にいるのがリカさんだったから勝手に体が動きました」と首を絞めかえして反撃した。

最後はリカのスリーパーを何とか逃れ、スプリング・リング・ア・ベルを決めて3カウントを奪ってトーナメントの頂点に立った。

鈴芽は試合後、東京女子入団のきっかけにもなった憧れのリカを前にして「リカさん、私、強くなりました」と涙を流した。

そして「リカさんに憧れて、全力で生きる姿に憧れて、こうやって全力でぶつかれて。きっとリカさんも全力でぶつかってくれて幸せです。私、リカさんがくれた天敵って言葉、ずっと離さないですからね。ずっと天敵でいますから、覚悟してください」と言うと、リカは鈴芽のおでこを人さし指で突いてから、ギュッと抱きしめた。

鈴芽はその後、「この熱い夏を制して…でも私、ここで止まるつもりないです」と言って、プリンセス・オブ・プリンセス王者の荒井優希をリングに呼び寄せた。

自らもインターナショナル・プリンセス王座を保持する鈴芽だが「私はそのベルトを持ってる優希ちゃんが、東京女子の一番星だなってずっと思ってて。でも今日、この瞬間、私こんなボロボロだけど、誰よりも輝いている自信がある。私はこれからもこのインターナショナル・プリンセスのチャンピオンとして走っていきます。でも、そのプリンセス・オブ・プリンセスへの夢も諦められない。だからそのベルトをかけて、このトーナメント優勝した私とタイトルマッチしてください」と次期プリプリ王座挑戦を直訴した。

荒井も「次のビッグマッチ、10・3大田区総合体育館大会で戦いましょう」と了承。王者同士がプリプリ王座をかけて激突する見通しとなった。

<後楽園大会成績>

▼第1試合 シングルマッチ15分一本勝負

○神嵜志音 (9分27秒、ワキ固め) ×さとうもも

▼第2試合 シングルマッチ15分一本勝負

○ハットリ桜 (8分53秒、吉兆籠目) ×風城ハル

▼第3試合 夏満喫!盆踊りマッチ20分一本勝負

○愛野ユキ&らく&原宿ぽむ (11分41秒、愛と炎のフルネルソン)ハイパーミサヲ&桐生真弥&×鈴木志乃

※通常のプロレスルールに加え、フォール前にソウルフルに盆踊りを踊らなければフォールが認められない特別ルール

▼第4試合 タッグマッチ20分一本勝負

○上福ゆき&上原わかな (12分23秒、フェイマサー→片エビ固め) 夏すみれ&×芦田美歩

▼第5試合 タッグマッチ20分一本勝負

HIMAWARI&○凍雅 (12分41秒、変形マフラーホールド) ×七瀬千花&キラ・サマー

▼第6試合 6人タッグマッチ20分一本勝負

○瑞希&駿河メイ&高見汐珠 (12分59秒、キューティースペシャル) 渡辺未詩&遠藤有栖&×小夏れん

▼セミファイナル タッグマッチ20分一本勝負

○荒井優希&山下実優 (15分51秒、サソリ固め) 松本浩代&×中島翔子

▼メインイベント 第13回東京プリンセスカップ決勝戦・時間無制限一本勝負

○鈴芽 (20分46秒、スプリング・リング・ア・ベル→体固め) ×辰巳リカ

※鈴芽が東京プリンセスカップ初優勝