米プロレスAEWは27日(日本時間28日)、人気レスラーPAC(パック)として知られていたベンジャミン・サタリーさんが亡くなったと発表した。40歳だった。PACは26日のAEW「ALL OUT大会」でアンドラデ・エル・イドロの持つナショナル王座に挑戦して敗れたばかりだった。
AEWは公式ホームページに「オール・エリート・レスリングは、PACことベンジャミン・サタリーの訃報(ふほう)をお伝えすることを悲しく思います。英ニューカッスル・アポン・タイン出身のサタリーは、2004年にプロレスラーとしてのキャリアをスタートさせ、世界中のプロレス団体で活躍し、革新的な空中技と驚異的なリング上の技術でファンを魅了しました。PACは2019年にオール・エリート・レスリングと契約し、複数のAEW王座を獲得するとともに、AEWの歴史に残る数々の名勝負を繰り広げました。サタリーのご家族、ご友人、そしてファンの皆様に心より哀悼の意を表します」というメッセージを発表し、PACの死を悼んだ。
米ヤフーなど各メディアもこのニュースを報じており、「40歳の彼は土曜日に試合を行ったばかりであり、アンドラデと対戦して敗れていた。彼の死は全くの驚きであり、死因に関する詳細はまだ明らかにされていない」としている。
日本のドラゴンゲートでも活躍したPACは2012年にWWEと契約。WWEの現CCOであるトリプルHが運営していたNXTの初期において、主要なスターとして頭角を現した。
「ネヴィル」というリングネームで活躍し、NXTタッグ王座とNXT王座を獲得。3年後にはメインロースターに昇格し、現在は廃止されているWWEクルーザー級王座を2度獲得した。2018年に契約解除が認められ、翌年にAEWへと移籍した。
AEWでは、インターナショナル王座(旧オールアトランティック王座)を獲得したほか、トリオ王座を2度戴冠(たいかん)。1度目はペンタ・エル・セロ・ミエド&レイ・フェニックスと共に、2度目はクラウディオ・カスタニョーリ&ウィーラー・ユウタと共に獲得した。また、同団体内では「デス・トライアングル」や「デス・ライダーズ」といったユニットの一員としても活動していた。