メキシコのインディーレスラーが試合中にレフェリーを死亡させる悲劇的な事件が起こった。複数のメキシコや米国の専門メディアが7日(日本時間8日)に報じたもの。7日の早朝、メキシコ・イダルゴ州ミネラル・デ・ラ・レフォルマで開催されたプロレス興行のメインイベントに出場したエル・イホ・デ・フィッシュマン(36)はマスカラ・サグラダのシングル戦中、レフェリーのヘラルド・ヘルマン・ピネダ氏に脳天くい打ち(パイルドライバー)を仕掛けた。
すると同レフェリーは起き上がることができずに試合は中断。現場には義務付けられている救急車や医療スタッフが常駐していなかったという。駆けつけた救急隊員が到着した時には生命反応がなかったと伝えられ、その後に死亡が確認された。フィッシュマンは数時間後に逮捕。イダルゴ州検察庁に拘留されている。今後は過失致死罪で起訴される可能性がある。有罪となれば懲役5~15年の刑が科される。今後48時間以内に起訴されるかどうかの審問が行われる予定だ。
興行主となるプロモーションは7日に声明を発表して同レフェリーの死去と現場の状況を説明。「法的手続きは継続中のため、当局および適正手続きを尊重し、当社は事実関係に影響を与える可能性がある追加情報の公表を控えます。私たちは尊い命が失われたことを深く悼み、ご遺族、ご友人、そしてルチャリブレ(メキシコプロレス)業界の同僚の皆様に心からお悔やみを申し上げます」などとコメントした。