【ノア】セコンドにマイバッハ谷口登場で力得た拳王がマサ北宮撃破「助けに来てくれたぞ!」

マイバッハ谷口のアシストも得て勝利した拳王

<プロレスリング・ノア:後楽園大会「LEGACY RISE 2026」>◇15日◇東京・後楽園ホール◇観衆927人

メインイベントで行われた拳王(41)とマサ北宮(37)によるランバージャックマッチは、引退を控える“マイバッハ谷口”のまさかの登場という劇的な展開の末、拳王が21分18秒、PFS(ダイビング・フットスタンプ)で北宮から3カウントを奪い勝利を収めた。

リング周囲をセコンド陣が取り囲み、選手が場外に出てもすぐにリング内に押し戻すランバージャック形式で争われた一戦は、序盤からセコンドの数で圧倒的に劣る拳王が苦境に立たされた。場外ではTEAM2000Xの選手たちに袋だたきにされる一方で、自分のセコンドは丸藤正道、近藤修司、鶴屋浩斗しかいない。

味方が敵の3分の1しかいないという数的不利のなか、窮地に追い込まれた拳王だったが、その絶体絶命のピンチに突如として現れたのは、負傷欠場中で引退を控えている谷口周平ではなく、かつて猛威を振るった“マイバッハ谷口”だった。

マイバッハがさすまたを手に北宮にダメージを与えて拳王を救出すると、拳王は息を吹き返した。一気に攻勢へ転じると、マイバッハのチョークスラム+拳王の投げっぱなしジャーマンという合体技で、北宮をリングに並べたイスの上にたたきつけ、最後は必殺のPFSでとどめを刺した。

試合後、マイクを握った拳王は「最初はセコンドのこの数的不利、正直ダメかと思ったよ。だけどな、プロレスって長いこと闘って、見るもんだよな! もうすぐ引退を控えてる谷口、いや、マイバッハ谷口が助けに来てくれたぞ!」と興奮気味に叫んだ。

さらにこの日、10月15日が、かつて拳王や谷口、そして対戦相手の北宮も所属したユニット「超危暴軍」のボス(森嶋猛)の誕生日であることに触れ、「そのチームメート、仲間の谷口が助けに来てくれたぞ。そして、その仲間だった北宮と闘った。プロレスを長いこと見る、これまた一つの楽しさだよな」と感慨を込め、リング上から「誕生日おめでとうございます!」と絶叫して大会を締めくくった。

バックステージにマイバッハが現れると、今度はKENTAが登場。2人はかつてともにGHCタッグ王座を戴冠(たいかん)したこともある。KENTAは「谷口、いや、マイバッハ谷口。両国に出るんだったら、最後、俺と一緒に、俺の隣に立ってくれよ。そのTシャツ着てるんなら、俺たちのチームへの思いもあるだろ」と呼びかけ、「KENTA・マイバッハ谷口組で、最後、マイバッハ谷口に俺でケジメつけさせてくれよ」とタッグ結成を熱望した。

一方、思わぬ乱入で敗北を喫した北宮はバックステージで怒りを爆発させた。「一度ゴールを決めた人間が、引退を心に決めた人間が、ケガして欠場してる人間が、気安く上がってこれるような、そんなレベルの低いリングなのか、プロレスリング・ノアは! 谷口周平ならダメで、マイバッハ谷口ならなんでもいいのか!」と痛烈に批判。「引退決めた人間がリングにまだ未練があるんだったらな、俺が介錯して、気持ちよくセカンドキャリア歩ませてやるよ、この野郎! さっさと消えろ!」と吐き捨て、谷口への徹底抗戦を予告した。