<ストロングスタイルプロレス(SSPW):後楽園大会「Vol.41 THE FIRST TIGER MASK 45th Anniversary Year」>◇21日◇東京・後楽園ホール
メインイベント(第7試合)でレジェンド王座戦が行われ、王者の黒潮TOKYOジャパン(34)が16分58秒、挑戦者阿部史典(31)のグラウンド卍固めを返し、そのままフォールして3カウントを奪った。黒潮は4度目の防衛に成功した。
黒潮は阿部にトレードマークのジャケットを奪われ、上半身が真っ裸になるピンチにも見舞われたが、最後は頭脳プレーで阿部を退けた。
15分過ぎ、黒潮がトップロープへ登るも、阿部がロープを揺らして落下させた。この時、黒潮が左ひじから肩にかけて負傷し、リングドクターが駆けつけるアクシデントが発生。勝機と見た阿部が黒潮の左腕に照準を絞り、アームロック、脇固め、腕固め、さらには手首まで極める徹底した一点集中攻撃へ移行した。
阿部は続けてカナディアン・デストロイヤーを浴びせるも、これは黒潮がカウント2でキックアウト。それでも阿部は伊良部パンチから再びグラウンド卍固めでギブアップを迫った。その時、黒潮がその体勢を利用して上から押さえ込み、鮮やかに3カウントを奪取。黒潮は試合後、負傷がウソだったと告白し、腕を動かしてニヤリと笑った。
ただ、黒潮がその後、自分の団体であるアップタウンからともにSSPWに参戦していた“リーゼント・ルーキー”小河彪をリングに上げると、小河は黒潮、さらにはSSPW平井丈雅代表にもジャイアントスイングを食らわせ、まさかの黒潮のベルトへの挑戦をアピール。目が回った平井代表もそれを認めてしまった。
黒潮はバックステージで「これが、俺が、今までプロレス界で好きにやってきた結果なのかな。あいつ、あの場で、デビュー10カ月、1年未満の、あんなでけえリーゼント、確かにセンスはあるけど、普通やらねえよ。平井さんにジャイアントスイングした時は俺、さすがにヒヤッとした。本当にやるんかあいつって。どうすんだよ。まあおかげでね、平井さんのポッケに入ってた金もらえたけど」と苦笑い。
そして「まあね、あんまりね、よそでね、アップタウン、アップタウン出したくないんだけど。次、がっちり見してやろうか、アップタウンのプロレス。面白いよ。小河彪だよ、あいつの名前は。リーゼント。はあ…なんか勝ったのにめっちゃ悔しいな」と、V5を戦うことになったまな弟子に主役の座を奪われたことを少しだけ嘆いた。