<女子プロレス・マリーゴールド:両国大会「GRAND DESTINY 2026」>◇24日◇東京・両国国技館◇観衆2100人
メインイベントで、トリプルクラウンマッチ~3WAYサバイバルゲーム~が行われ、ワールド王者の青野未来(36)、ユナイテッド・ナショナル王者のビクトリア弓月(21)、スーパーフライ級王者の岩谷麻優(33)が激突した。
3本のベルトが懸けられた時間無制限勝ち抜き戦は、まず弓月がクロスアーム・スープレックスで青野から3カウントを奪取。この時点で青野はワールド王座7度目の防衛に失敗した。
続いて残った弓月と岩谷の一騎打ちへと突入。最後は壮絶な投げ合いとなったが、24分17秒、岩谷が二段式ドラゴン・スープレックス・ホールドで弓月を沈めて勝利。弓月はユナイテッド・ナショナル王座6度目の防衛に失敗し、第3代スーパーフライ級王者の岩谷が8度目の防衛に成功するとともに、第4代ワールドおよび第4代ユナイテッド・ナショナル王者となり、悲願の3冠に輝いた。
激闘を制した岩谷はマイクを握り、「今日、3冠王者になったのは、岩谷麻優だ!」と叫んでから「今、マリーゴールド、いろいろたたかれたり、嫌な目線だったり、そういうのが目につく中で、今日マリーゴールド両国にお越しいただきまして、ありがとうございました!」。技の失敗動画がSNSで拡散されるなど団体に逆風が吹く中で、熱心に両国に足を運んだファンに感謝した。
そして岩谷は「今ね、マリーゴールド、すっごく若い子が頑張ってくれてます。そんな中で、自分はもう33歳。ちょっと体力的にも、心配はあったりしたんですけど、まだまだ岩谷麻優、大丈夫ですね! だって、なんと『FLASH』の表紙にもなったし! まだまだやっていけるし、これからこの団体を、岩谷麻優が率先して引っ張っていきます!」と力強く宣言した。
岩谷はその後、弓月の健闘をたたえ、さらに青野をリングに呼び戻し、「旗揚げから3年間、一度も欠場することなくこのリングに立って、このリングを守ってくれてありがとう。今日は麻優が勝ったけどさ、一番のマリーゴールドのエースは青野未来だと思ってる」と感謝。続けて「今日は3WAYで、まだ青野未来とシングルマッチで戦ったことないよね。真の団体のエースを懸けて、このベルトを1対1で懸けてやりませんか?」と一騎打ちを提案した。
青野はマイクを受け取ると「ワールドチャンピオンとして1年守ってきたのに、今日一番最初に負けて、ベルトを失ったことが本当に、本当に悔しいです! まだまだ、まだまだ私はかなえたいことがたくさんある。マリーゴールドのエースとしてこのリングに立ちたい! だから、ワールド王座懸けてシングルしてください」と対戦を承諾。岩谷が年明け1月3日の大田区大会(EBARA WAVEアリーナおおた)を決戦の舞台に指定した。
岩谷は青野の耳元で「ちなみに言っとくけど、赤いベルトだから良かったね、今回ダイエットしなくていいね(スーパーフライ級王座戦の場合には55キロ以下に落とさないといけない)。1月3日、大田区総合体育館で会いましょう!」と、軽くジャブを放ってから大会を締めくくった。
その後、3本のベルトと3個のトロフィーを抱えてバックステージに現れた岩谷は、満面の笑みで喜びを爆発させた。
「今までいろんなベルトやいろんなトロフィー持ってきましたけど、めちゃくちゃ一番重くて、一番うれしいです! 今までこの団体に、マリーゴールドに入団して、どこかでこの団体を、若手を育てていかなきゃとか、自分がトップになってっていうよりかは底上げをっていうのをちょっと意識しすぎちゃってたかもしれない。けど、これで真のマリーゴールドのトップは岩谷麻優だって、これから胸張って言えるし、これからもっともっと岩谷麻優がトップとしてこの団体を引っ張っていきたいと思います!」と改めて自分が団体をけん引していくと強調した。
そして「岩谷麻優がチャンピオンの間は誰の挑戦でも受ける。若手だろうが、誰だろうが、ベテランだろうが、他団体だろうが、誰でも覚悟がある人はかかってきてほしいなと思います!」。マリーゴールドの顔らしく、全方位に宣戦布告した。