<プロレスリング・ノア:両国大会「WRESTLE ODYSSEY 2」>◇25日◇東京・両国国技館◇観衆4253人
GHCヘビー級王者内藤哲也(44)への次期挑戦を表明した拳王(41)が、バックステージで王者の危険な戦いぶりに強い苦言を呈した。
この日のメインイベントで、内藤は挑戦者OZAWA(29)を下して初防衛に成功。しかし試合中、雪崩式リバース・フランケンシュタイナーやバレンティアで、2度にわたりOZAWAを危険な角度でマットに突き刺す場面があった。試合後、リング上で挑戦を表明した際には「疲れてんじゃねえか?」「本当は荷が重くないか?」と挑発していた拳王だが、取材スペースに姿を現すと、その真意をぶちまけた。
拳王は「内藤、リング上でも言ったけどな、お前は少しはノアのことを思って行動してる。だがな、おい、お前もかれこれ10カ月だろ? 俺は10年いんだよ、おい。お前の10倍以上、ノアのことを思って、俺は業界1位にしたいんだよ。そして、ノアのことを思って、お前に言いたいことがある」と切り出すと、「おい、あんなタイトルマッチやられたらな、ケガ人続出で困んだよ、おい!」と声を荒らげた。
さらに「リング上では言わなかったよ。お前な、もちろんプロレスラーは相手の技を受ける。かわさないんだぞ、おい。俺たちは受けの美学だ。相手の技を受けた上で、対戦相手を仕留める、そんな中、受けようとした相手、おい……お前、ケガ人出す気か? おい、あのままいくと、ケガ人だらけでノアが持たねえよ!」と、王者の戦いぶりに対する強い危機感をあらわにした。
続けて「俺が矢面に立って言ってやるよ。内藤哲也、俺にはなんぼしてきてもいいぞ、なんでもしてきてもいいぞ。だがな、おい、ノアを守るため、お前を倒してやる。このままいくと、ノアの選手がケガ人でいなくなるかもしんないからな」と、団体と選手を守るための王座奪還を誓った。
また、内藤の処遇についても「おい、内藤、てめえもな、ノアにしがみつきたそうにしてるよな。俺は内藤哲也のことを思って、『新日本に帰ったらどうですか』と言っている。だがお前は帰る気がないとも言っている。おう、帰れないかもしんない。俺は言ったよな、小島聡の時。『ノアは新日本プロレスの天下り先じゃない』って」と改めて釘を刺し、「内藤、お前がタイトルマッチで敗れたら、第2試合、任せてやってもいいぞ。リクルート先、俺が用意してやるよ、第2試合、ブラックめんそーれとお笑いマッチでもやってればいいんだよ。それぐらい、今日の戦い、俺はな、ノアの選手として心配した」と痛烈な言葉を並べた。