【新日本】ミスティコ&抜擢の安田優虎が3戦目で待望の初白星!欠場のデスペラードに捧ぐ1勝

安田優虎(左)をたたえるミスティコ(C)新日本プロレス

<新日本プロレス:後楽園大会「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2026 ~Road to POWER STRUGGLE~」>◇26日◇東京・後楽園ホール◇観衆1132人

「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2026」Aブロック公式戦(30分一本勝負)がメインイベント(第7試合)で行われ、ミスティコ&安田優虎組が石森太二&ロビー・エックス組と激突した。

当初、ミスティコはともにIWGPジュニアタッグ王座を保持するエル・デスペラードと今リーグ戦にエントリーしていたが、デスペラードが脊柱(せきちゅう)管狭窄(きょうさく)症と腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニアの併発により今大会欠場となるアクシデントが発生。デスペ本人の推薦で、ヤングライオンの安田がミスティコのパートナーに抜擢(ばってき)された。

開幕2連敗で迎えたこの日、序盤から石森&エックスの前に安田が左腕への集中攻撃を浴び、苦しい展開を強いられる。それでも安田が自らの力でピンチを切り抜けると、タッチを受けたミスティコが持ち前の華麗な空中技を連発。流れを引き寄せた。さらに安田も思い切りの良いノータッチ式トペ・コンヒーロを石森とエックスの2人に見舞い、存在感を示した。

終盤、再び攻勢に出た石森&エックスは連続の合体技で安田を追い詰めるが、必殺のブラディキラーは安田が意地を見せて辛うじて回避。この好機にミスティコが反撃へと転じ、最後はエックスにカナディアンデストロイヤーを決めてから、伝家の宝刀ラ・ミスティカで捕獲。14分41秒、エックスからギブアップを奪い、ミスティコ&安田組が3戦目にして待望の初白星を挙げた。

試合後、マイクを握ったミスティコは「今日は最高の夜です」と喜びを表現し、奮闘したパートナーの安田を称賛。2人で客席からの温かい拍手と大歓声に応えた。

バックステージに戻った安田は、左腕の痛みに耐えながら、「自分はホントにまだまだで、何にもできず、ミスティコさんに助けてもらってばっかりだけど、このシリーズが終わった時に『安田のシリーズだった』って言わせてやるよ! 何もできない自分が悔しいけど、今はただ、できることをガムシャラにやってやる」と、今後の巻き返しへの強い決意を口にした。

そんな若武者の悔しさを受け止めたミスティコは、安田を力強く鼓舞するとともに、負傷欠場中の盟友・デスペラードへの熱い思いを語った。

ミスティコは「リングにはいつくばろうと、気にするな。キャリアの出遅れなど、関係ない。偉大な相手を前に、俺たちが欲していたもの。ハングリーな俺たちの初勝利だ。ようやく、俺たちの本当の姿を見せることができた」と安田を叱咤(しった)激励。

さらに「デスペラード、回復を待っているぞ。このリーグ戦の闘いはお前に捧げる。新日本プロレスにおける最高のパートナーは、デスペラードだ。このベルトが、待ってるぞ」と肩にかけたベルトを指さした。

最後にミスティコは「とにかく、素晴らしい夜になった。メヒコ、そして世界最高の団体CMLLを代表して、最高のルチャドールの1人であることを証明できた。身体の大きさ、体重や身長など関係ない。ここにいるのは、歴史に名を刻むためだ。今夜、その歴史は始まった。グラアシス、ハポン!愛しているよ」と締めくくった。

この日の公式戦を終え、Aブロックは石森&エックス、DOUKI&金丸義信、KUSHIDA&ニック・ウェインの3組が2勝1敗(勝ち点4)で首位に並ぶ混戦模様に。一方のBブロックも、ロビー・イーグルス&藤田晃生、YOH&豹、フランシスコ・アキラ&ジェイコブ・オースティン・ヤング、リー・ジョンソン&ブレイク・クリスチャンの4組が勝ち点4で並ぶ大接戦となっている。