<女子プロレス・スターダム:大田区大会「CRIMSON NIGHTMARE 2026」>◇29日◇東京・EBARA WAVEアリーナおおた◇観衆1994人
メインイベントのワールド・オブ・スターダム王座戦で、王者の鈴季すずが挑戦者スターライト・キッドを23分6秒、ジャーマンスープレックスホールドで下し、3度目の防衛に成功した。
序盤は主導権を握ったすずだが、キッドは右脚に照準を定め、ドラゴンスクリューやストレッチマフラー、黒虎脚殺で追い詰めた。鈴季が試合後に「本当によ、足折れたかと思ったー! でも、足ついてるー!」と振り返る窮地に立たされたものの、雪崩式ドルフィンバスター等で反撃。最後は執念のジャーマン3連発で3カウントを奪った。
マイクを握った鈴季は「ハリキリ防衛ー!」と叫び、口元から出血のキッドへ「顔、真っ赤だな。このベルトより赤いんじゃねえか。ワールドのベルトがどれだけ重くて、どれだけ過酷なものか、分かったか。お前にはまだ負けねえよ。悔しかったらいつでも取り返しに来いよ。足の1本、いや、2本でもくれてやるからよ」と宣言。キッドも「私の心はな、その赤いベルトよりも、もっともっと赤いんだよ。私は私のやり方で、必ずトップをつかみに行く。また前に立ってやるからな!」と応戦した。
バックステージに現れたキッドは「すずの大好きな血まみれにされました。今年はAEW、CMLL、赤2回、そして5スター準優勝。こんなにもチャンスをたくさんつかみ取ったのに、何一つ結果に残せませんでした」と悔しさをにじませつつ、「絶対に赤を獲るまで諦めない。グランドスラム、必ず達成します。私は欲張りなんで、絶対に諦めません」「悔しいけど、伊藤(麻希)ちゃんとのタッグリーグに頑張って切り替えます」と前を向いた。
一方、リング上ですずは「あたしが5スター優勝して、両国でこれの決定戦した時に勝てなかった相手、舞華! あの時の悔しさがどうしても拭いきれねえから」と舞華を呼び込み、「これ、懸けてやろうや」と次期挑戦者に指名。舞華も「お前とは何度だってやりたい! だから、今日名前を出してくれて、まずはありがとう!」「いつでもどこでも3カウント取って、このベルト獲れる自信はある。ってことで、いつする? どこでする?」と受けて立った。
そこへ今年の5スターGP覇者の吏南が乱入。「次、その赤いベルトの挑戦者は私しかいねえだろうが!」「ただ、お前らが2人でやりたいって言うんだったら、いいよ、勝手にやれ。その上で、おい、よく聞け、大事なことだ。私は年内最終戦の12月29日、両国で赤いベルトに挑戦する。これは決定事項だ! だから、お前らで私への挑戦権争え」と上から目線で要求した。
すずは「あたしと舞華が戦って、勝った方がお前と両国で戦うってこと? ハチャメチャだよー! でも、お前やっぱおもしれえな」と笑い、「ハリキリチャンピオンはこのベルト何でもありにするんで、決定で!」と受諾した。
試合後、すずは「あたしはこのワールドのベルトは、全体を見れる選手、スターダムを真剣に背負う選手じゃないと巻けないベルトだと思ってる!」と語り、「吏南はまださ、19歳でしょ? だから怖いものがないんだなと思いました。あたしにもそういう時がありました! でもね、もう今24歳ですから、立派な大人ですから。怖いものしかないんですよ! だから、もう今日の吏南にはビビったけど、まずは舞華とこれやって、あと12月29日、両国で、勢いだけじゃこのベルトが獲れねえってことを証明してやるよ」と誓った。