【新日本】ケニー・オメガが3WAY戦でIWGP王者・辻陽太を撃破!1・4での挑戦を表明

辻陽太(左)にVトリガーを突き刺すケニー・オメガ(C)新日本プロレス

<新日本プロレス:広島大会「POWER STRUGGLE~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2026~」>◇3日◇広島・広島サンプラザホール◇観衆3683人(超満員札止め)

第8試合で、IWGPヘビー級王者の辻陽太(33)、STRONG無差別級王者のボルチン・オレッグ(33)、そしてAEWのトップスターであるケニー・オメガ(43)という豪華な顔ぶれによるスペシャル3WAYマッチが行われた。

事の発端は10月12日の両国大会にさかのぼる。大岩陵平を退けてIWGPヘビー級王座を防衛した辻に対し、ケニーが映像メッセージで挑戦を表明。すると、そこへ今年の『G1 CLIMAX』公式戦で辻から白星を挙げているボルチンが姿を現し、次期挑戦を見据えて激しい視殺戦を展開した。さらにまさかのケニー本人まで乱入し、2人を奇襲。この広島大会での3WAYマッチを提案したことで異例の三つどもえ戦が実現した。

試合は、3人それぞれの持ち味とプライドが激しく交錯する展開となった。序盤からケニーが奇襲で主導権を握ろうとすれば、ボルチンは規格外の怪力を発揮し、2人を同時にジャーマンスープレックスで投げ飛ばすなど圧倒的なパワーで会場を沸かせた。一方の辻も王者としての意地を見せて打撃や空中殺法で応戦し、三者三様の攻防が繰り広げられた。

終盤、激しい技の読み合いとカットプレーが続く中、3WAYならではの混戦を巧みに制したのはケニーだった。まずはボルチンを必殺の「片翼の天使」で無力化すると、すかさず標的を辻に絞り、鋭いVトリガーからダメ押しの「片翼の天使」を完璧に決めて3カウントを奪取。現IWGPヘビー級王者から直接勝利を挙げる決定的な結果を残した。

試合後、マイクを握ったケニーは日本語で「オマエらのチャンピオン、倒したんだよ? この新日本のベルト、ワタシのモノにするしかないぞ!」と宣言。さらに「もし1・4の相手がいなかったら、挑戦したいんですよ。オマエは自信あるのかい?」と東京ドームでの王座挑戦を迫り、「ベルト獲るんだったら、もっと新日本の試合が増えてくるんだよ?」とファンに呼びかけた。最後は「オレがまた来るから。Good Bye Good Night, Bang!!!!」と決めゼリフを残して花道を引き上げた。

バックステージでもケニーの勢いは止まらない。「俺は遊びに来たわけじゃない。カネのために来たわけでもない。俺が求めてるのは、チャンピオンになること。一番になることだ」と真意を強調し、「お前(辻)が持ってるそのベルト、あれは本来、俺のものだ。2016年からずっと、俺にはその資格があった」と強い自負を示した。さらに「今でも世界最高だからだ」と豪語すると、上層部を通じて交渉を進めると明かし、「必ず実現する。その時が来たら、俺は準備できてる」と辻に通告した。

対する辻は「新日本プロレスの頂点に立つ者として、今日の結果は受け入れなければならない。そして、このまま黙っておくわけにはいかねえだろう」と悔しさをにじませ、雪辱を誓った。なお、敗れたボルチンは無言で会場を後にした。