<新日本プロレス:広島大会「POWER STRUGGLE~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2026~」>◇3日◇広島・広島サンプラザホール◇観衆3683人(超満員札止め)
メインイベント(第10試合)のIWGP GLOBALヘビー級王座戦は、王者ゲイブ・キッド(29)が挑戦者タイチ(46)を下し3度目の防衛に成功した。
3月から主戦場をAEWに移したゲイブは、7月に海野翔太から王座を奪取し、10・12両国での再戦も制してV2を達成。傍若無人な外敵に対し、タイチが「新日本プロレス辞めた人間に、ワガママ好き放題にやられるのうんざりなんだよ」と怒りをぶつけ王座戦が実現した。
ゴング前の奇襲で始まった一戦は、全日本プロレスをルーツに持つタイチをゲイブが挑発的に攻め立てるも、タイチも意地の反撃を展開。終盤、机へ叩きつけられながらもタイチは三冠パワーボム、エメラルド・フロウジョンで追い詰める。だが、雪崩式ブラックメフィストをしのいだゲイブが雪崩式カナディアンデストロイヤーで逆転し、最後はデスドッグドライバーで激闘を制した。
試合後、海野レフェリーからベルトを奪い突き飛ばしたゲイブは、「タナハシ……リングに上がってきて、このベルトを俺の腰に巻け、このデブ野郎。来いよ、シャチョー」と要求。登壇した棚橋社長へ「いい子だ。いい子だ。さあ、そのクソみたいなベルトを俺の腰に巻け」と命じて巻かせると、握手を装ってエルボーを見舞い、ベルトを場外へ放り投げて棚橋社長にパイルドライバーを敢行した。
そこへ上村優也が駆けつけ、スピアーとエルボー連打で王者を場外へ追放。大歓声の中、「オイ、ゲイブ! 新日本プロレスを、これ以上オマエらの好き勝手させてたまるか!」と叫び、「オレがオマエに、とどめ刺してやる! そのベルト懸けて、いつでもどこでもいい! オレと、戦え!」と挑戦を表明した。
しかし背後から現れたジョン・モクスリーがデスライダーで上村を鎮圧。救出に入った鷹木信悟も膝蹴り連打で奮戦するが、ゲイブのパンチからモクスリーのデスライダー、さらに上村もゲイブのパイルドライバーで返り討ちに遭った。
場外のヤングライオンに頭突きを見舞い棚橋社長をリングへ投げ入れたゲイブに続き、モクスリーは「よう……社長のタナハシさん。悪いな。デス・ライダーズにはもう、新日本プロレスの誰かに敬意を示してる時間なんてない。俺たちからリスペクトがほしいなら、自分の力で勝ち取れ。1月4日、東京ドームで会おう」と通告した。
さらにゲイブも日本語で「ゆうちゃん……、IWGP GLOBAL、ほしいですか? 新日本プロレス、大好きですか?」と上村を嘲笑うと、英語に戻り「オマエは今、自分で自分の墓穴を掘ったんだ。クラーク(コナーズ)も、(デビッド)フィンレーもそうだったようにな。自分の小便でうがいでもしてろ。デス・ライダーズは、新日本プロレスに宣戦布告する。デス・ライダーズVS新日本プロレスだ。なぜなら、デス・ライダーズは、世界そのものを敵に回してるからだ!」と宣言。最後はコーナーで両手の中指を突き立て、倒れ込む3人を見下ろしながらモクスリーと共に不敵に引き揚げた。