綱とりに挑む大関稀勢の里(30=田子ノ浦)は、新関脇の魁聖(29=友綱)を危なげなく寄り切って、連勝発進した。

 得意の左四つとなり、右上手を引いてから前に出る。力を込めて引きつけて、最後は約200キロの巨漢をつり上げもした。「まあ、重いのは重いですよ」と言いつつも、力強い相撲で寄せつけなかった。

 連日、館内からは大声援を受ける。「ありがたいですね」と感謝しつつも、気負いはない。落ち着き具合を問われると「良いと思いますよ」と冷静に振り返っていた。