昨年11月の九州場所以来、5場所ぶり41度目の賜杯を狙う横綱白鵬(33=宮城野)は、大関栃ノ心(30=春日野)をすくい投げで下し無傷の12連勝とした。かど番の栃ノ心は7勝5敗となった。

11日目に初黒星を喫した横綱鶴竜(33=井筒)は、大関高安(28=田子ノ浦)の上手投げをくらって痛恨の2敗目。高安は10勝2敗。

8場所連続休場からの復活を目指す横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)は、関脇御嶽海(25=出羽海)を寄り切って9勝4敗。稀勢の里は幕内勝利数を713勝とし並んでいた元横綱日馬富士を抜いて単独6位となった。御嶽海は6勝6敗と五分の星となった。

大関豪栄道(32=境川)は、前頭4枚目阿炎(24=錣山)を引き落として10勝2敗とした。阿炎は6勝6敗。

平幕で唯一2敗だった前頭13枚目貴ノ岩(28=貴乃花)は、同7枚目の松鳳山(34=二所ノ関)に押し出され3敗目を喫した。松鳳山は6勝6敗。

12日目を終え全勝は白鵬、2敗で鶴竜、豪栄道、高安が追っている。