元横綱大鵬の孫、西三段目11枚目納谷(18=大嶽)が三番相撲で白星を挙げ、星を2勝1敗とした。

東三段目12枚目希帆ノ海(34=出羽海)を圧倒した。立ち合いから優勢で、1度土俵際で右に回り込まれたが「やった感じで何となく横に動くのは分かっていた」とさえていた。やや体勢を崩してもすぐに持ち直し、一気に押し出した。「脇が甘くて腰が高いのは相変わらずだけど、体が動いていた」。

二番相撲で埼玉栄高の同級生、東三段目琴手計(19=佐渡ケ嶽)に完敗。「悔しかったけど、悔しがられるほどじゃない」と現時点での力の差を認め、切り替えた。「まだまだ立ち合いはもっと当たれる。脇を締めて、次はもっと下からいく意識で」と身ぶり手ぶりで表現。意識はすでに3連勝を狙う四番相撲へ向いていた。