東前頭8枚目魁聖(32=友綱)が初日から5連勝と好調を維持している。

全勝は魁聖含めて横綱白鵬ら4人。西小結だった先場所は、左足を負傷し3勝9敗3休だった。三役から陥落して臨んだ今場所。12勝で優勝次点だった昨年春場所以来の勢いを見せている。

「横の動きに気をつけて、チャンスがあったら一気に攻めるつもりだった」。阿炎の突っ張りに、両ハズ押しで応戦。のけぞり気味になった相手を、すかさず押し出した。「体が慣れてきた。眠いから早くおうちに帰りたいけど、自分の相撲が取れている」と、冗談交じりに自賛した。

左足ふくらはぎに肉離れを起こした先場所を反省し、今場所はいつも以上にケアに入念。「寝る前のストレッチとか稽古も無理しすぎないようにとかね。またふくらはぎバチってしないように」。万全の状態で白星を積み重ね、再び番付を上位につける。