静岡県三島市出身の東幕下44枚目栃飛龍(31=春日野)に6番相撲で土がついた。

新十両を確実にしたい西幕下3枚目若元春との全勝対決。立ち合いは五分だったが、左を差し込まれた。不利な形から体を入れ替え、土俵際まで押し込んだが、最後は左下手まわしを引かれ、寄り切られた。

「クソ~ッ、惜しかった~」。13年秋場所の幕下で対戦した時は立ち合い変化から、突き落としで勝った。「一瞬(変化が)頭をよぎったけど、調子もいいし思い切っていこう」と決めた。「悪い相撲じゃなかった。あと1番、しっかりとります」。ベテランが元気よく、気持ちを切り替えた。